抗てんかん薬がアルツハイマーの特効薬になるかもしれないことが、米エール大学の研究グループの調査によりわかった。同グループの調査がアルツハイマー病の専門誌『アルツハイマーズ・リサーチ・アンド・セラピー誌』の5月5日号に掲載された。
最近の研究によると、遺伝子操作されたアルツハイマー病のマウスの場合「アミロイド前駆タンパク質(APP)」と呼ばれるタンパク質が過剰に発現し、異常な状態を引き起こしているとされている。
特定の抗けいれん薬のなかには、記憶を回復させるという効果が実証されていたが、てんかん発作を抑えることが、アルツハイマー病のマウスが記憶回復するかどうかは実証されていなかった。
研究グループは、遺伝子操作されたマウスに電極を差し込み、記憶の空白や遺伝子の異常と関係性が無いかを調べた。抗てんかん薬のエトスクシミドとブリバラセタムが記憶障害に対して有効かテストされた。
研究の結果、遺伝子操作されたマウス2体のうち、エトスクシミドとブリバラセタム両方の両方共、マウスの棘徐波(信号)放出を削減したが、ブリバラセタムのみがマウスの記憶障害を回復させた。(ZUU online 編集部)
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