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(写真=Thinkstock/GettyImages)


決算後に株価の上昇に勢いが付いた銘柄は

3月期決算企業の本決算発表も終わりましたが、決算発表を受けて株価が動意付く銘柄もみられます。そこで今回は決算後に株価の上昇に勢いが付いた銘柄を取り上げてみました。具体的にはTOPIX500採用の3月期決算銘柄で、決算発表後に株価が15%以上上昇したものをピックアップしてみました。

そのなかには決算発表直後に大きく上昇し、その勢いを維持してその後も水準を切り上げている銘柄や、反対に決算発表直後の反応はいまひとつだったものの、その後上昇基調が鮮明となったものなどがあります。

例えば小糸製作所 <7276> やジェイテクト <6473> 、DMG森精機 <6141> などは決算発表直後に株価が1割以上上昇した後、さらに上昇し昨日時点で2割以上の上昇となっています。一方で村田製作所 <6981> や綜合警備保障 <2331)などでは、決算発表直後こそ小幅な反応に止まったものの、昨日時点で株価は大きく上昇しています。

また、ミネベア <6479)やダイキン <6367> が決算後の株価上昇で上場来高値を昨日更新したほか、三菱重工業 <7011> は昨日7年9カ月ぶりの高値を付けています。

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決算メモ

■三菱UFJフィナンシャルグループ <8306> 中計の目標にEPSが採用された意味は

5月13日に決算を発表した三井住友フィナンシャルグループが19日に投資家向けの説明会を開催三菱UFJフィナンシャルグループは5月15日に決算を発表すると同時に2015年度から3年間を計画期間とする中期経営計画を発表しました。そのなかで財務目標として設定されたのが1株当たり利益(EPS)とROE、経費率、普通株式等Tier1比率で、その内容は下記の通りです。

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このなかで特に注目されるのが今回、新たに採用された1株当たり利益(EPS)の成長目標で、当期利益などの利益項目でなく、敢てEPSを成長目標に掲げたところに大きな意味がありそうです。

なぜならばEPSは当期利益を発行済み株式数で除した値であることから、分母の発行済み株式数を調整することでの操作がある程度可能で、仮に利益が思うように伸びない場合でも発行済み株式数を減らすことで数値を高めることができるためです。

三菱UFJフィナンシャルグループは昨年11月の中間決算時に続き、今回の本決算でも自社株買いを発表しましたが、中計の財務目標に利益項目でなくEPSを入れることで柔軟な資本政策を今後も続けていく会社の考えを示したとみることができます。

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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