ノウハウ吸収が事業安定化へ貢献

だが、同氏によれば、4期目に入ると状況も変わったという。というのも中村氏や一緒にビジネスに取り組んでいたメンバーらが、金融業での経験を持っていた人材らのおかげで、社内に積み上げてきたノウハウを自力で回せるようになり、ようやく仕事ができるようになった。その後は、増収・増益を続けてきたという。

また、厳しい経営成績も経験したことを踏まえて、中村氏は「マザーズに上場するときに、社員全員で東証アローズの、社名や株価の表示が回転しているところで、東証の常務から上場通知書をもらうという瞬間があった。資金繰りが上手くいかずに何回も潰れそうになった瞬間や、一緒に頑張ってくれた古いメンバーのこと、離れていったメンバーとその時の辛さなど、いろいろな思いがこみ上げて、ようやくこれで市民権を得て仕事ができると涙が止まらなくなった」などと語った。(ZUU online 編集部)

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