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(写真=ZUU online編集部)


ラーメンと同様に「和食化」するフルグラ

さらに網干氏は「例えると、ラーメンは日本で独特の進化をして、外国の方から見ても和食として定着しています。フルグラもラーメンのような進化を遂げられるのではないでしょうか」。

「かっぱえびせん」「ポテトチップス」を作り出して、日本人の味覚と好みの食感を知り尽くしているカルビーだからこそ、アメリカ発祥のグラノーラを、ここまで日本の食卓に浸透させることができたといえる。若い女性の支持を得て、家庭の主婦に受け入れられて、高齢者の栄養補給を支える便利な食品としても期待が高まるフルグラ。毎日の食習慣で「減塩」を気にかける人にも愛好者が多いという。

「これからもお客様が増えることで、食べ方や味覚、サービスについてのご要望が多様化すると思います。食べ方のご提案、味の種類、商品の幅を増やして、お客様のニーズにいち早く対応できるようにしていきたいですし、朝食のことを一番、考える企業になっていきたいです」と網干氏。

カルビー伝統の、簡素な美味しさと飽きない食感を備えて、素材としての「味」「栄養」、常備食としての「時間」「手間」などあらゆる面で価値を提供していることが、フルグラ人気の理由だろう。 (ZUU online 編集部)

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