ウォーレン・バフェット

(写真=Thinkstock/Getty Images)

バークシャー・ハサウェイは今年6月の米国2大食品会社の合併が功を奏し、第3四半期決算は過去最高の四半期利益、44億ドル(約541億395万円)を記録した。 しかし” オマハの賢人” と呼ばれるウォーレン・バフェット氏は、四半期決算が投資損益の影響を受けやすい事実を常々警告している。

ハインツとクラフトの大当たりで税前利益8375億円

同社の当期利益は前年の2倍(46億ドル/約 5665億3595万円から94億ドル/約1兆 1577億円)に跳ね上がり、クラスA株も1株あたり2811ドル(約35万円)から5737ドル(約71万円)へ上昇。

会長兼CEOを務めるバフェット氏は2013年、ケチャップとスープで世界的に有名だった食品ブランド、H.J.ハインツを、「長期投資」の対象として投資ファンド3G キャピタルと共同買収。

今年になって、同じく米食品大手のクラフト・フーズ・グループ(KRFT)をハインツ傘下に引き入れたことで、、68億ドル(約8374億8793万円)の税前利益を生み出している。

IBMの含み損は2463億円

^しかしバフェット氏が警告するように、第2四半期にも落ち込みを見せていた保険引き受け収益は今期も34%減、BNSF 鉄道は12%増と、銘柄やカテゴリによって動きは多様化している。

コカコーラ、デイリー・クイーン、ガイコ(GEICO)など、90社の株を所有しているバークシャー・ハサウェイだが、IBMやアメリカン・エキスプレスを含む「最大株」の含み損が、9月末日で20億ドル(約2463億1997万円)以上にのぼる事実を認めた。

「買った株のことは忘れろ」バフェット氏流投資哲学

しかし自らの経験に基づき、あくまで長期型投資にこだわるバフェット氏は、現時点で「これらの持株を売却する意思はない」とコメント。「いずれ持ち直して損失を補う以上の利益を出すことを信じている」

子供の頃姉と初めて買った株を「損をしたくない」という一心から早売りして儲け口を逃してしまったバフェット氏。こうした苦い経験が「買った株のことは忘れろ」という格言の一つに反映されているのだろう。

「過去最高の四半期利益でも有頂天にならない」と同時に、「損失を出しても焦って売却に走らない」点が、“オマハの賢人”の名にふさわしいバフェット氏流投資哲学なのかも知れない。 (ZUU online 編集部)

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