Female office worker typing on the keyboard
(写真=Thinkstock/Getty Images)

国際電気通信連合(ITU)が発表した国別の情報通信の普及状況を示した2015年版の「ICT発展指標」で日本は167の国と地域の中で11位だったことが分かった。ランキング1位は韓国であり、そのあとはデンマーク、アイスランド、イギリスとヨーロッパ勢が続く。

この指標は各国内における長期的なICT発展レベル及び評価 (関係国を通した経験も含む)、発展国および発展途上国におけるICTの発展過程、デジタル格差(例:ICT発展という観点から見た各国の差)やICT発展の可能性をどの国がケーパビリティとスキルを成長、発展させられるかというレベルまで考慮されている。

まずランキングの上位20位までを見てみよう。


ランキング(上位20位)  韓国が首位

1位 韓国
2位 デンマーク
3位 アイスランド
4位 イギリス
5位 スウェーデン
6位 ルクセンブルク
7位 スイス
8位 オランダ
9位 香港
10位 ノルウェー

11位 日本
12位 フィンランド
13位 オーストラリア
14位 ドイツ
15位 アメリカ
16位 ニュージーランド
17位 フランス
18位 モナコ
19位 シンガポール
20位 エストニア

それでは日韓中のそれぞれの評価を見てみよう。


日本 11位 携帯電話の加入率が120.23%

2010年から2ランクダウンしているが、総合評価自体は7.73から8.47に上がっている。アジア圏では韓国、香港に次いで3位。

10人中9人以上がインターネットを利用しており、家庭への普及率も97.50%と非常に高い。また8割以上の家庭がPCを所有している一方で、モバイル・インターネットの利用も120%をこえている。国際バンドワイズ(帯域幅)は4万8637と、3カ国中でトップ。

日本は携帯電話の加入率が120.23%となっており、計算上1人1台以上持つようなっているが、固定電話も未だ定着しており、過半数(50.09%)の家庭に備えつけられている。日本における成人の識字率は韓国とならび99%、中等教育の総就学率は100%を上回っているが、大学や専門学校への進学率は61.48%と韓国(98.38%)に大きく差をつけられている。


韓国 1位 98.49%の家にインターネットが接続

首位に輝いた韓国は、アジア圏内は勿論、世界最強のIT国ということになる。総合価値は8.93と、同じく1位に選ばれた2010年の8.64からさらにアップしている。

インターネットの利用者は87.87%、PCの所有率は78.25%と日本を若干下回るが、家庭への普及率は98.49%とほぼ各家庭にアクセスが普及している。国際バンドワイズ(帯域幅)は4万3358。携帯電話の加入率は115.54%で、日本同様1人1台以上というのが常識のようだ。モバイル・インターネットの利用率も108.56%まで上昇している。固定電話は未だ59.54%普及。

注目すべきは教育面でのスコアの高さだろう。成人の識字率は99%、中等教育の総就学率は97.20%と高く、さらに大学や専門学校への進学率は98.38%とアジア圏で飛びぬけている。


中国 82位 ネット環境が不足

3カ国の中では最下位の中国だが、2010年と比較すると5ランクアップしており、総合価値も3.69から5.05に上昇している。アジア圏では12位。

インターネットの利用が家庭、モバイルともに40%強。PCを所有している家庭も同等のレベル(46.71%)で、あまりインターネット環境が整っていないようだ。インターネットに加入している家庭は14.38%しかない。国際バンドワイズ(帯域幅)は4995と日本などの約10分の1だ。

携帯電話の加入率は90%をこえているが、その分固定電話が17.90%まで減少している。成人の識字率は96.38%、中等教育の総就学率は88.98%と高めだが、大学や専門学校への進学率は26.70%まで一気に下降する。(ZUU online 編集部)

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