初詣
(写真=PIXTA)

金運を祈ること――それは単なる神頼みではなく、古来、継承されてきた人々の「生」に思いを寄せるものであるべきだ。だから、「お金」ではなく、物心両面の「豊かさ」を願おう。そのような謙虚な心で手を合わせるとき、結果的にお金もやってくるはずだ。

大和朝廷成立以前、北陸には力のある豪族が「王朝」を作っていたという説がある。その詳細は定かでないが、この地域に残された歴史の古い立派な神社は「王朝」の名残を伝えるものと考えていいだろう。その遠い過去の残響に耳を傾けつつ、古代の人もまたそうであったように、神前で手を合わせ、豊穣や繁栄を祈ってみてはいかがだろうか。

毛谷黒龍神社 宇宙から飛来した? 願かけ石で心願成就を

創建は平安時代。日野、足羽、黒龍の三大河の治水工事を行ったときに、北陸一の大河だった黒龍川(九頭竜川)の守護と国土安穏、万民守護のために龍神を祀るようになったのが始まりだという。大変歴史の古い由緒正しき神社だが、地元では「くろたつさん」と呼ばれ、親しまれている。

日本の四大明神の1つともされ、降魔調伏のほか、厄除け、安産祈願や商売繁盛の神社として知られ、「強い力」を欲しい人のための御守「力守り」も人気が高い。また、境内にある黒龍の絵を写真に撮ると龍の持つ玉が金色に輝いて写ることがあり、その場合、金運が期待できるという。

境内にある「厄割り石」では、土でできた盃に息を吹きかけ、そこに自分の中の厄を移してから厄割り石めがけ投げて割ると厄落としができると言われている。さらに、境内社の石渡八幡神社の脇には願いが叶うといわれる「願かけ石」があり、願いごとを念じながらその石を三度打ち、音を鳴らすと願いが叶うという。ちなみに、この石は隕石とも言われている。

境内社には西宮恵比須神社もあり、こちらはそのまま商売繁盛の神様だ。毎年1月9日~10日にかて「十日えびす祭」が行われ、商売繁盛や仕事運、金運を願う人々が福笹、福俵を求めて大勢参拝する。

毛谷黒龍神社(けやくろたつじんじゃ)
福井県福井市毛矢3-8-1 TEL.0776-36-7800

白山比咩神社 良い仕事と縁を結ぶために

石川県だけでなく北陸を代表するといっていいほど有名な神社。加賀一宮であり、全国で二千社以上もある白山神社の総本社としても知られている。祀られている菊理媛尊(くくりひめのみこと)の「くくり」は物事をまとめる、結ぶという意味であり、古くから縁結びの神として親しまれてきた。

その縁結びは、悪い縁を切ってから良い縁を結んでくれるやり方といわれ、恋愛や結婚ばかりでなく、仕事や学業などにおいても「良縁」を結んでくれるという。また、家運長久、子孫繁栄、神人和楽、五穀豊穣、開運招福、家内安全、学業成就、身体健全、夫婦円満などの御利益があるともいわれる。

霊峰白山を神体山と仰ぐこの神社は風水的にも最適のロケーションとされ、一説には財運と出世の気に満ちているとも。

白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)
石川県白山市三宮町二105-1 TEL. 076-272-0680

金劔宮 「日本三大金運神社」として知られる

白山比咩神社と同じく白山信仰の神社として知られ、伝承では紀元前95年の創建ともいわれる。尚武の神、身命守護、生業繁栄の神として信仰され、1186年には奥州へ向かう源義経が金剱宮に参拝し、太刀一口を奉納したといわれる。

近年は金運神社ともしても知られるようになり、船井総研の創業者・船井幸雄氏が参拝に訪れ周囲に勧めたことがきっかけで、企業経営者や投資家など一部で「知る人ぞ知る神社」となっているようだ。

社務所では「金色の金運お守り」や「三種の神器のお守り」が売られており、これを一緒に購入するといいと言われている。ただし、金運を求める人の多くがこれらを買い求め売り切れることもあるという。

金劔宮(きんけんぐう)
石川県白山市鶴来日詰町巳118-5 TEL. 076-272-0131

金澤神社 「金沢」の地名となった泉の水で金運を

加賀藩主・前田家の祖先とされる菅原道真を祀るため1794年に創建された神社。かつては、歴代藩主が兼六園を散策するときに藩内の繁栄と平和を祈願したという。現在では菅原道真が学問の神様とされていることから受験生の参拝も多い。

この神社が金運神社とされているのは、神社の横にある「金城霊沢(きんじょうれいたく)」という泉と関係する。伝承では、昔、藤五郎という青年がおり、山芋のひげについていた砂金を泉で洗ったという。そして、その泉は「金洗沢(かなあらいざわ)」と呼ばれることになり、それが「金沢」の地名になった。現在の「金城霊沢」がその泉だ。

境内の手水舎の水はその「金城霊澤」の霊水を汲み上げたもので、24時間自由に「お水とり」ができる。また、手水舎の横には清め砂があり、これも自由に持ち帰っていい。金の街・「金沢」の名の由来となった泉の水とは、いかにも金運がつきそうである。

金澤神社(かなざわじんじゃ)
石川県金沢市兼六町1-3 TEL.076-261-0502


(ZUU online 編集部)

【編集部のオススメ記事】
2017年も勝率9割、株価好調の中でもパフォーマンス突出の「IPO投資」(PR)
資産2億円超の億り人が明かす「伸びない投資家」の特徴とは?
株・債券・不動産など 効率よく情報収集できる資産運用の総合イベント、1月末に初開催(PR)
年収で選ぶ「住まい」 気をつけたい5つのポイント
元野村證券「伝説の営業マン」が明かす 「富裕層開拓」3つの極意(PR)