(写真=PIXTA)
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瞬間接着剤「アロンアロフア」は誰もがご存じだろうが、発売している企業名まで知っているという方はどれくらいいるだろうか。世の中には、このように「商品名・サービス名は知っているけど、なんという会社のものか知らなかった」ということがある。広く知られている商品の、意外と知られていない企業について紹介する。

接着剤の代名詞的存在「アロンアルフア」

「接着剤」という言葉のかわりに使われることもある「アロンアルフア」。特に“強力”“瞬間”というイメージが定着しているこの商品を製造販売しているのは「東亞合成」だ。そして実は「アロンアルファ」ではなく「アロンアルフア」と、最後の「ア」は大きく表記するのが正しい。

家庭用の商品を販売している代理店「コニシ」も比較的知られた存在だろう。1963年に工業用が誕生、71年に家庭向けに発売。商標登録もされており、海外への輸出も行われている。

接着力の強さを分かりやすく表現したテレビCMが古くから知られており、2台の自動車のウインチを接着して引っ張り合ったり、鉄棒にパワーショベルを接着して懸垂させたりといったユニークなCMを覚えている人もいるかもしれない。

キュッキュと音立て何にでも書ける「マジックインキ」

子どもから大人まで馴染みのある「マジックインキ」。マジックと呼んでいる人も多いだろう。このマジックインキを手がけているのは「寺西化学工業株式会社」だ。大阪に本社を構えている。

1953年4月に販売が始まったマジックインキは現在もほぼ同じ形状で販売されている。紙だけでなく、ガラス、プラスチック、木など様々な異なる素材にも使用することができるマジックインキは生活に欠かせないものだ。

マジックインキは当時の寺西化学の社長の寺西長一氏と株式会社内田洋行 <8057> の社長内田憲民氏の出会いから始まった。1951年にアメリカの見本市を訪れた内田氏からの申し出で研究開発が始まった。

当時はインクの主成分である油性溶剤に溶ける染料をはじめ、樹脂、ペン先、インキ吸収体、容器・キャップなどのその他の素材も市場になかったため、開発から手がけることとなった。この苦労は大変なものだっただろう。

発売当初は大苦戦。キャップを閉める習慣がなかった日本人には受け入れてもらえなかったという。しかしテレビ番組などでも使われたことから、1957年頃から普及し始め、現在も超ロングセラー商品となっている。商標登録したのは一緒に開発、販売した内田洋行。これも寺西化学の企業名が知られていない理由の1つだろう。

通販・引っ越しなどで商品をくるむ「プチプチ」

物を包む緩衝剤としてもかかせない「プチプチ」。正式名称はよく分からないが見た目からも「プチプチ」と呼んでいる人も多いだろう。一般名では「気泡緩衝材」「エアパッキン」「エアクッション」などと呼ばれているが、「プチプチ」という名前で商標登録もされている。手がけている企業は1976年設立の「川上産業」だ。日本で初めてこの気泡緩衝材を販売した企業であり、国内の50%のシェアを維持している。

プチプチはポリエチレン製の膜で空気を包んで作られたもの。このポリエチレンは燃焼すると水蒸気と二酸化炭素に分解され有害物質は発生しないという。環境にも優しいことも特徴だ。ここで豆知識。形は「丸」が思い浮かぶだろうが、実は中にハートの形のプチプチも隠れているという。(ZUU online 編集部)

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