脱落ウイルス――語末の子音は消えることがある
話すスピードが速いとき、文字では書いてあるのに実際は発音されず、音が「落ちる」ことが頻発します。たとえば「get together (ゲッ・トゥゲザー)」のように同じ子音が続く場合、前の子音が発音されず、そこに一瞬の間が生まれます。また、kやtなどの子音は、語末に来ると聴こえなくなります。
同じ子音が続く場合、前の子音が聴こえない。
例「get together(ゲッ・トゥゲザー)」「take care(テイ・ケア)」
似た子音が続く場合は、前の子音が聴こえない。
例「good time(グッ・タイム)」「hot dog(ホッ・ドッ)」「chill red(チ・レッ)」
子音が連続する場合は、前の子音が聴こえない。
例「beside me(ビサイ・ミー)」「could hear(クッ・ヒア)」
[b][d][g][k][p][t]の6つの子音は、単語や句、文章の最後に来ると聴こえない。
例「I was tired(タイアー)」「Look!(ルッ)」
短縮ウイルス――パターンを覚え込むのが一番
I amがI 'mに、You areがYou 'reに短縮されるというのは誰でも知っていることでしょうし、文字で見れば一目瞭然です。ただ、これが実際に発音されると、全然違う音に聴こえて意外と聴き取れないもの。以下のようなパターンを覚えてしまうといいでしょう。
am、is、areなどが前の語と結びつく。
例「I am=I'm(アイム)」「You are=You're(ヨーア)」
will、wouldが前の語と結びつく。
例「I will=I'll(アイウ)」「He will=He'll(ヒル)」「I would=I'd(アイドゥ)」
have、has、hadが前の語と結びつく。
例「I have=I've(アイヴ)」「He has=He's(ヒズ)」
will、would、shouldなどがnotと結びつく。
例「will not=won't(ウオウン)」「would not=wouldn't(ウドゥン)」
should、would、must、mightなどがhaveと結びつく。
例「should have=should've(シュダヴ)」