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貯める(給与・ポイントなど)
Written by 長尾義弘(ながお・よしひろ) 51記事

楽しく学ぶ「お金」の教養講座

確実に「お金を貯める方法」ご存知ですか?

貯蓄,マネープラン
(写真=Thinkstock/Getty Images)

「宵越しの銭は持たない」という言葉があります。その日に稼いだお金は、その日に使ってしまうという、江戸っ子の粋な姿を表現した言葉です。確かに粋で、きっぷがよく格好良いかもしれません。

江戸時代には、大火事がよく起こり、資産を焼失してしまうことが珍しくありませんでした。銀行もない時代なので預けることもできません。それに当時の江戸は、地方からの出稼ぎが多く、日雇い仕事で得られる収入もその日暮らしが精一杯だったと言います。

しかし、現代社会を生きる私たちは、これを真似してはいけません。江戸時代と違って銀行もあるし、火事で大切な資産を焼失する危険性もほとんどありません。「宵越しの銭を持たない」などという言葉は、お金が貯まらない人の言い訳にすぎないのです。

ちなみに、「2人以上の世帯における貯蓄率」(2015年)の調査では、貯蓄ゼロの世帯が全体の30.9%に達しています。貯蓄のない人に「不安を感じませんか?」と聞くと、ほとんどの人が「不安」と答えるでしょう。同時に「しょうがないよ。貯まらないのだから」と半ば諦めの声も聞こえてきそうです。

今回は、誰でも貯蓄できる確実な方法を紹介しましょう。

貯蓄の邪魔をする「現在バイアス」

なぜ、人はお金を貯めるのでしょうか。一言でいえば「将来のため」です。たとえば「明日、自分の命がなくなる」ことが分かっていれば、お金を貯めようとは思わないでしょう。裏を返せば、将来お金が必要になると分かっているから貯めるのです。

「将来必要となるお金」には、教育費や住宅資金、定年退職後のセカンドライフを見据えた貯蓄などがあります。誰にでも、明日は必ずあります。そう信じているから「将来必要なお金」を貯めようとするのです。

もちろん、なかには将来よりも現在を大切に思っている人もいることでしょう。しかし、現在の楽しみを優先するとお金は貯まりません。このように将来得られる利益や目的達成よりも、目先の利益を優先してしまう傾向を、経済用語で「現在バイアス」といいます。この「現在バイアス」が強い人は、お金を貯めるのが苦手な人です。

たとえば、夏休みの宿題を「先にやる人」と「後でやる人」でも「現在バイアス」を説明することができます。夏休みになって、すぐに遊んでしまい最後に宿題をやる人は、目先の楽しみを優先している人です。つまり現在に対しての価値が高い人ということになります。その一方で、夏休みの宿題を先にやる人は、未来の楽しみを優先していると見ることができます。つまり、現在に対して価値が低いことになります。

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