急速に円安が進むのを見て、「ドルを持っていれば良かった ! 」と悔しく思っている人は少なくないだろう。しかし、まだ円安は続くかもしれない。いずれにしても、資産は円だけでなく、国際分散をしておくことで享受できるメリットもある。では、これから外貨預金を始めるとして、賢い金融機関の選び方とはどういうものだろうか。

外貨預金の預け先を選ぶ際の判断基準は ?

外貨預金はどこで始めればいい ? 賢い選び方やキャンペーンを紹介
(画像=kei907 / stock.adobe.com)

外貨預金の預け先を選ぶ際、気を付けるべき点にはどのようなものがあるだろうか ?

外貨で運用するには株や投資信託などといった方法もあるが、堅実さを重視するのなら、やはり「外貨預金」は有力な選択肢の1つだ。なぜなら、預け先さえ破綻しなければ、外貨ベースでの元本は保証されているためだ。逆に言えば、大前提として「破綻しない金融機関」を選ぶということが大切だ。外貨預金は、預金保険の対象外。一概には言えないものの、大手金融機関や、そのグループ会社を選ぶのがやはり安心だろう。

ただし、もし米ドルやユーロ、豪ドルなどといった人気の主要通貨以外で外貨預金をしたい場合には、自身が「興味のある通貨を扱っているかどうか」を確認しておく必要がある。通貨によっては、扱っている金融機関がかなり限定されるだろう。

次に、「各種の手数料」も重要だ。手数料は、一般的に運用の利回りを押し下げる要因となる。もちろん、手数料が安いというだけで金融機関を選ぶのは早計だ。手数料が高くみえる金融機関であっても、それに見合うだけのサービスの質や信頼感を強みとしている場合もある。総合的に判断した上で、金融機関を選ぶよう心がけてほしい。

そして、「外貨定期預金の金利水準」だ。円預金と同様に、金利も各金融機関によって異なる。手数料の高さとのバランスを見ることが重要だが、当然、金利が高い方が運用面で有利に働きやすい。

最後に「キャンペーン」だ。外貨預金について、期間限定のキャンペーンを行っている金融機関は少なくない。たかが、キャンペーンと侮ってはいけない。中には非常に魅力的なものもあり、上手く活用すれば、運用利回りをかなり押し上げてくれる効果があるのだ。

外貨預金においては、最終的な運用利回りは、最初に外貨に換えたときの為替レートと、最後に円に戻した時の為替レートによって大きく左右される。

一方で、キャンペーンは最初から内容が分かっており、受け取れることが確実なものだ。手数料をなるべく抑えると同時に、キャンペーンでなるべく大きいリターンを得ることで、運用効率を引き上げるのは、賢い運用方法と言えるだろう。

ここからは判断基準のひとつとなり得る、キャンペーンにフォーカスして解説していく。

代表的な外貨預金のキャンペーンは ?

よく見られるキャンペーンの種類としては、以下のようなものがある。

・特別金利キャンペーン
期間限定で、一定の外貨定期預金に高金利を付けてくれるキャンペーン。定期預金は一年未満の短いものが対象となっていることが多いが、利率は通常の定期金利のものと比べて数倍になっているものもあり、魅力的だ。

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・ポイントキャンペーン
外貨預金をすると、ポイントがもらえるキャンペーン。ポイントは、その金融機関で使えるものだったり、他の企業でも使える共通ポイントだったりさまざまだ。一定額以上の外貨預金で所定のポイントがもらえたり、外貨預金の預入額に応じてポイントが決まったりするキャンペーンもある。

・プレゼントキャンペーン
外貨預金の口座を新たに開設したり、一定の額以上の外貨預金をすると、プレゼントがもらえるというもの。

・ (参考) 外貨送金キャッシュバックサービス
所定以上の金額を送金した場合に、外貨送金手数料の相当額がキャッシュバックされるサービス。通常、外貨を自身の銀行口座などに送金する際には数千円単位の手数料がかかるが、このサービスを提供している大和証券や大和ネクスト銀行など一部の金融機関では、条件を満たすことで手数料分のキャッシュバックを受けられるため実質無料となる。キャンペーンとは異なり、無期限でサービスが提供されている点にも注目したい。

キャンペーンは確実に運用リターンを挙げてくれる

同じ運用をするなら、なるべく高いリターンを目指したいのは当然だ。しかし、ほとんどの運用において言えることだが、必ず上手くいくという保証はない。しかし、そんな中でキャンペーンによって得られる特典は最初から決まっているものであり、決して損することにはならない。確実に、運用リターンをあげることに役立つものなのだ。

魅力的なキャンペーンに出くわしたら、内容をチェックして、うまみがあると思えば効果的に活用すべきだろう。キャンペーンから金融機関を選ぶことも十分「アリ」なのである。

(提供:大和ネクスト銀行


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