株式投資というと少し難しそうなイメージがあるかもしれない。要は、安く買って高く売るというシンプルな取引であり、難しいことはないのだが、一歩踏み出せない人がいるのも事実だ。しかし、まるで友達と会話をするかのように株式投資ができるツールがあるのをご存じだろうか。それが、SBI証券が提供する、LINEでの株式発注サービスだ。LINEで会話しながら株式投資とは一体どのようなものなのか、サービスの特徴とその魅力について解説する。
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LINE株式発注サービスの機能・始め方
通常のインターネット取引の場合、IDとパスワードを入力して取引画面から株式を発注することになるが、「成行」や「指値」と言った専門用語が並んでいて初心者にとっては分かりにくいことも多い。だがSBI証券のLINE株式発注サービスを使えば、SBI証券のLINEアカウントとトークしながら株式発注をすることができる。
(画像1)を見て頂きたい。LINEの画面から、「発注」もしくは「注文」と入力すると、買い付けできる額を知らせてくると共に「銘柄コードを入力してください」と返信が返ってくる。それに対して、銘柄コードを入力すると株価が表示され、トークに合わせて必要項目を入力するだけで発注が完了してしまうのだ。
次に(画像2)を見て頂きたい。銘柄を決めていない場合でも、たとえば「繊維」と入力すればキーワードに関連する最大5銘柄の銘柄名と銘柄コードが表示される。自分の関心のある分野にどのような会社があるのか調べるときに便利な機能である。このサービスを始めるためには、SBI証券のホーム−ページにあるQRコードを読み取るか「友だち追加」ボタンをクリックして、画面の案内に従って登録するだけでよい。
LINE株式発注サービスのセキュリティ 不安な方も
株取引は金銭のやり取りなのでセキュリティについて不安視する人もいるだろう。しかし、その点について心配する必要はあまりない。LINEの機能は、LINEビジネスコネクトという外部に利用を提供する仕組みがあり、SBI証券自身がシステムを構築し、運営を行っている。SBI証券は金融機関なので厳重なセキュリティ体制を採っていることはもちろん、ラインとSBI証券とのやり取りは、コネクトのための識別子やメッセージ情報等のみで、個人情報はやり取りされないのだ。
ただそれでも、金銭のやり取りをLINEでするのには抵抗があるという場合には、「コネクト」しないでサービスを利用するという方法もある。「コネクト」とはSBI証券の証券口座とLINEを直接繋いで、リアルタイムで株価を見たり、株式発注したりするものだ。(画像3)を見て頂きたい。LINEで「コネクトする」と入力し、SBI証券から返信されたURLをタップするとユーザーネームとパスワードが求められるので、それを入力すればコネクトは完了である。
なお、コネクトしないでサービスを利用する場合、株価照会はリアルタイムではなく20分のタイムラグがある。デイトレードのように頻繁な取引をする場合にはリアルタイムで株価を見る必要があるが、長期投資で考える場合には、長期的スタンスで株価を見ることが大事なので、コネクトなしの株価照会でも十分に役に立つはずだ。
LINEの上場について
このように様々な面で生活に役立つ「LINE」は、現在幅広く事業展開をしており、7月15日には日本企業初の日米同時上場をすることが決まっている。今回のIPOを機にさらなる事業展開と成長が期待できる。
「IPO」というのは、「Initial Public Offering」の略で、日本語では「新規株式公開」という意味だ。IPOでは公募価格を初値が上回ることが一般的に多く、2015年ではその勝率がやく
9割にもなった。そのためIPO株は非常に人気があり、IPO抽選で当選しないと購入できないことがほとんどだ。
LINEは今回の上場に伴い最大約1290億円の資金を調達する見通しで、時価総額は最大約6700億円規模となる。今年に入ってから最大規模のIPO案件だ。LINEのような大型IPO案件、特にIT系の案件では、初値が公募価格を割ることはあまり無い。LINEのIPOを機にIPO投資を始めてみてはいかがだろうか。
なお、今回紹介しているSBI証券でもLINEのIPO株を取り扱っている。IPO株を購入するには、SBI証券に口座を開設し、ブックビルディング期間中に抽選に申込む必要がある。ブックビルディング期間は6月29日〜7月8日だ。今回仮条件は2700円〜3200円に設定されたので、公募価格は3200円となる可能性が高いだろう。まだブックビルディング期間は終わっていないので、早めに抽選申し込みをしたい。上場後はSBI証券のLINE株式発注サービスを活用し、気軽に株式投資を行おう。