会社設立の流れと注意点

これらの利点はあるが、会社の設立には手間も費用もかかる。主な流れをみてみよう。

1. 名称、所在地、発起人など、基本事項の決定
2. 定款の作成と認証(公証役場)
3. 発起人による株式の引き受け、出資金の払い込み
4. 設立登記
5. 会社設立

費用面をみてみると、定款に貼る収入印紙代や公証役場の手数料代など25万円程度が必要とされている。しかし、この初期投資だけではなく継続費用も発生するので注意が必要だ。

法人の継続費用

法人には固定費というべき税金がある。我々は住民税という税金を払っているが、法人にも「法人住民税」なるものが存在する。資本金1,000万円以下、従業員数50人以下の最小区分の場合、年7万円となる。これは赤字でも発生する費用となる。また、法人の納税手続きは個人事業よりも煩雑になるため、決算時には税理士を必要とすることもあるだろう。そもそも節税が目的ならば、目的を確実に達成させるために設立前から専門家の助言を仰ぐことを推奨したい。

管理会社の設立は節税効果が得られる一方、正確な設立手続きや決算の厳格化も求められる。しかし、それさえ乗り越えれば大きな節税効果が得られる。個人事業主のままでいるという選択も含め、管理会社設立を検討してみてはいかがだろうか。(提供: 百計オンライン

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