3. ライフサイクルにあわせた資産運用
21世紀初頭から米国では、「個人投資家もそのライフサイクル(年代別)にあわせて、資産ポートフォリオを変化させるべきだ」というライフサイクル理論から、資産運用の方法のモデル化が行われました。
人生にはいくつかの転換点があります。結婚する時、家を買う時、子供が生まれた時、大学に入る時、独立する時、仕事の第一線から退く時、その時々で必要となる資金需要にあわせて資産運用の仕方を変えるべきだということです。
今では、個人投資家のライフサイクルにあわせて資産配分を変える投資信託も販売されています。若い年代では運用期間が長く見込めるため、リスクも大きく取れて、その分大きなリターンが期待できる金融商品を中心に運用します。しかし歳を重ねるごとに運用期間が短くなるため、債券のようなリスクの少ない金融商品の比率を増やして、より安定的に運用するような中身に資産配分を切り替えることが必要となります。このような長期運用を前提とした金融商品に対する関心の高まりは、日本における資産運用の考え方が新しいステージを迎えたことを意味しています。
4. 証券会社の営業マンは信用できるの?
IFAが提供するサービスは、まさにライフサイクル投資信託と同じだといえます。個人投資家の様々な状況にあわせて資産配分を変え、資産を守りながら増やします。ネット証券がこれほど普及した今、金融商品の情報は十分なぐらいに提供されています。しかし、星の数ほどある金融商品の中から、自分の今の状況に最適な金融商品でポートフォリオを組める個人投資家は多くありません。
また、対面営業の証券会社の営業マンが、自分の今の状況にあった金融商品を勧めてくれているのか不安に思う人も少なくありません。そうした時に頼りになるのは、特定の金融機関に所属せず、客観、中立の立場で資産運用をアドバイスしてくれるIFAです。
納得したうえで投資を行う
今回、上に記した4点は、個人投資家の方々が抱える悩みといえます。
自分だけで答えを見つけるのは難しく、すでにIFAの門を叩いている方もいます。納得できるような答えをまだ見つけられていないのであれば、一度IFAに相談してみることをお勧めします。 (提供: IFAオンライン )
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