順位 都道府県 スポット数
1位 東京都 1418
2位 神奈川県 323
3位 京都府 183
4位 埼玉県 104
5位 千葉県 101
6位 岐阜県 89
7位 北海道 81
8位 長野県 80
9位 群馬県 78
10位 広島県 67

スポット数は、やはり東京がダントツで多い。多くのアニメーションの制作会社が、東京に集中していることが理由として推測される。また神奈川、埼玉、千葉などの関東近辺も、自然は豊かな上、ロケ地探しも東京から近く、便利なので選ばれるのだろう。関東近辺ならば、東京在住の聖地巡礼者にとっても、日帰りができるので行きやすい。京都や北海道は日本有数の観光地なので、絵になる風景も多く、アニメ作品の舞台となることも納得できる。

では、岐阜県が6位という高位置にランクしているのは、なぜかだろう。実は以前から岐阜を舞台にした、アニメ作品は数多くあった。主だったものを上げてみよう。

「氷菓」(岐阜県高山市)、「僕は友達が少ない」(岐阜県岐阜市・瑞穂市)、「ひぐらしのなく頃に」(岐阜県白川村)、「のうりん」(岐阜県美濃加茂市)、「かんなぎ」(岐阜県高山市)。「恋愛ラボ」(岐阜県岐阜市)、「星空へ架かる橋」(岐阜県高山市)、「B型H系」(岐阜県岐阜市)など、少なくとも8作品の舞台になっているのだ。

岐阜人気の理由は立地と観光資源、そしてゲン担ぎ?

岐阜が人気になった理由のひとつとして、「氷菓」や「ひぐらしのなく頃に」のヒットと、それにともなう聖地巡礼者の増加、が上げられる。作品性が第一とはいえ、興行は当たるもはずれるも蓋を開けてみるまでわからない。大成功した「氷菓」、「ひぐらし」にあやかって、ゲン担ぎで岐阜が選ばれたことは十分考えられる。「氷菓」は小説から始まりアニメ・マンガと展開、「ひぐらし」はゲームから始まりアニメ・マンガ・小説、映画・ドラマから、パチンコまで展開されている。

もともと岐阜は前述したとおり、以前から隠れた観光地として見どころが多く、豊かな自然に恵まれた好立地である。ロケ地としては最適だろう。アニメ制作大手の京都アニメーションが近くにあるのも、岐阜が選択される大きな要因なのではないだろうか。

「君の名は。」に引き続き、この秋は「ルドルフとイッパイアッテナ」(岐阜市)、「聲(こえ)の形」(大垣市)など、やはり岐阜を舞台にした作品の公開が続いている。

作品の世界を肌で感じ、登場人物に共感し、ついでに地元の産品を購入してくれる聖地巡礼。新しいコト消費・モノ消費を呼びこむ誘発材として、地方からの期待も高まっている。KADOKAWA <9468> も現在、アニメファンの声を集めて「聖地88か所」を選定するプロジェクトを行うなど、訪日客をも巻き込んだ聖地巡礼を活性化させようとしている。

岐阜に話を戻すと、県内の各市町村も、アニメツーリズムの観点から地元の聖地化は大歓迎のようで、巡礼者を迎えるためのさまざまな施策を考案し、サポートを行っている。これからも岐阜を舞台としたアニメ作品は、続々と登場しそうな勢いで、若者の旅先として定着するのはそう遠くないかもしれない。(ZUU online編集部)

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