今回は、NISAでの投資信託(投信)購入に際しての重要な判断材料となる目論見書(もくろみしょ)のポイントについて見ていきたいと思います。NISAでの資産運用の参考となれば幸いです。
目論見書とは〜NISA(ニーサ/日本版ISA)で投資を考える〜
投資信託を購入する前に、是非ともチェックしておきたいのが目論見書です。目論見書とは、投資信託の商品の説明書のことです。
投信法(証券投資信託及び証券投資法人に関する法律)という法律によって、に交付することが義務付けられている書類です。投信法では、投資家が自己責任で投資をすることができるように、投資判断に必要となる最低限度必要となる情報まとめたものを交付することを定めました。その情報をまとめたものが目論見書です。
目論見書には、投資家に必ず交付することを義務付ける「交付目論見書」と、投資家の請求によって交付することが必要となる「請求目論見書」の2種類があります。いずれの目論見書も熟読されて、投資信託の内容を十分に把握してから商品を購入することが最も望ましいと言えますが、実際には、交付目論見書における要点を把握することで、目論見書の理解は一応十分と言えます。
目論見書は、電話などで請求してもらうことが、もちろん可能となります。ただ、最近ではインターネットでダウンロードをする形で目論見書を得ることもできます。インターネットでのダウンロードがお手軽でおすすめすることができます。
2014年から始まるNISA制度の施行に伴い、新しい投資信託の商品が目白押しで発売されますが、NISA口座を開設して金融商品の中から投資信託を選んで購入される場合には、目論見書をしっかりと読んで納得された上で購入するということの重要性はかわりがありません。特に、NISAの施行に伴って新しく発売される投資信託商品を購入される場合には、まだ実績がない商品になりますので目論見書をよく読むことがなお一層重要となります。