海外ETFの概要について

まずETFとは、上場投資信託のことを言い、上場しているため上場株などと同様に証券会社等の金融機関を通して取引することが出来ます。そして海外ETFとは、一言で言えば外国の証券取引所に上場している投資信託のことです。海外ETFの場合も上場しているため、証券会社等の金融機関を通して取引することができます。世界中では多くのETFが上場しているため、その組み合わせによって需要に合わせたポートフォリオを構築することが出来ます。国内のETFについても同じですが、一般的な外国の投資信託と比較して、信託報酬が格安に設定されている場合が多く、長期投資にも適していると言えます。日本国内で購入できる海外ETFは、主に「米国ETF」と「中国ETF」の二つであり、取り扱っている金融機関によって、売買手数料や取引単位が異なります。また、コモディティ(商品)や金のETFもあり、株式や債券なども含めて幅広い資産への投資が出来ます。

海外ETFの利点

まず海外ETFの利点を一言で言いますと、その多様性、流動性、透明性、低コスト性などを生かして、投資家のニーズに応じた組み合わせが選べるという点です。また、短期投資、長期投資などにより組み合わせを選ぶことも出来ます。まず、多様性ですが、前述しましたが世界中には多くの海外ETFが上場しているため、その組み合わせの選択肢は多種多様であり、投資家の戦略に応じた組み合わせを選ぶことができます。また、コモディティ(商品)、金、株式、債券など幅広いアセットクラスに分散して投資することが出来るので、組み合わせによってリスクを軽減することが可能です。流動性ですが、前述しましたように海外ETFは上場している投資信託であるため、海外の取引所の取引時間内であれば、自由に売り買いの取引をすることができます。次に透明性ですが、これについても上場していることから、市場価格を常時把握でき、主にダウ平均、ハンセン指数などのインデックスに連動することから初心者でも値動きが分かりやすいという利点もあります。最後に低コスト性ですが、海外ETFでは、一般的に信託報酬の割合が低く設定されていることが多く、そういう意味では長期投資にも適していると言えます。

海外ETFの注意点

これは海外ETFに限ったことではありませんが、ETFは上場しているため投資信託自体の価格変動リスクが存在することは一般の投資信託と同様です。また、ETFは投資金額が一般の投資信託に比べて、最低投資金額が高く設定されていることが多く、その分、投資の敷居が高いと言えます。そしてこれもETF自体の注意点になりますが、一般の投資信託と違って分配金が再投資されないため、分配金による複利効果がないという点です。海外ETF特有の注意点としては、為替変動の動向です。海外ETFは、上場している取引所の通貨で取引されるため、海外ETF購入時に比べて、海外ETF売却時に円高になっていれば、その分為替差損が発生することになるため、為替変動の動向については注意が必要です。ただ、これについては逆に海 外ETF売却時に円安になっていれば、為替差益が発生しますので、一概にデメリットになる訳ではありません。また、海外ETFでは、一般的に売買手数料が高く設定されている場合が多く、分配金に対して源泉課税される点についても注意しておく必要があると言えます。

海外ETFと他の金融商品の比較について

前述しました通り、ETFは上場投資信託のことであり、海外ETFとは外国の証券取引所に上場している投資信託のことですが、一般の投資信託とは異なる点があります。前述しました様に、信託報酬が一般の投資信託に比べるとかなり低く設定されているということが特徴の一つになります。また、取引時間についても、一般の投資信託がリアルタイムでの取引が出来ないのに対して、海外の取引所の取引時間内であればリアルタイムで取引することが可能です。また、売買価格についても、一般の投資信託と異なり、希望価格での売買や指値注文も可能になっています。次にインデックスファンドと比較した場合、一般的にはインデックスファンドは信託報酬が低く設定されていると言われますが、そのインデックスファンドと比較しても、海外ETFの信託報酬はかなり安く設定されています。しかし、インデックスファンドは分配金が再投資されるため複利効果が期待できるのに対して、前述しました通り、海外ETFの場合、分配金が再投資できないため、複利効果がないという点が異なります。最後に海外ETFと株式と比較した場合ですが、海外ETFは安く設定されているものの信託報酬がかかりますが、株式については、信託報酬は無しです。また、個々の株式と違って、海外ETFは株価指数と連動しているため、比較的値動きが分かりやすいという利点があります。

海外ETFの購入方法について

海外ETFを購入するにはまず、外国証券取引口座を開設する必要があります。前述しましたように日本国内で購入できる海外ETFは、主に「米国ETF」と「中国ETF」の二つであり、米国ETFについてはニューヨーク証券取引所、中国ETFについては香港証券取引所に主に上場しています。海外ETFでは、上場先である取引所で扱われている通貨が取引通貨となります。従って、例えば、ニューヨーク証券取引所に上場している海外ETFを購入する際には、米ドルを、香港証券取引所に上場している海外ETFを購入する際には、香港ドルをそれぞれ用意する必要があります。売買単位については、購入の窓口となる日本の金融機関によって異なりますので、それぞれの金融機関の売買単位を確認しておくといいと思います。また、海外ETFの購入にあたっては、窓口になる金融機関に実際に出向いて取引する方法とインターネットで取引する方法があります。実際に出向いて取引する方法では、金融機関の担当の方と相談して購入できるというメリットがありますが、インターネットで取引する方法の方が、売買手数料が低く設定されていることが多く、長期投資を考えた場合、より有利に投資できることになります。また、海外ETFを積極的に扱っている金融機関とそうでない金融機関があるため、それについても確認した方がよいと思われます。(ZUU online編集部)

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