9月の娯楽関連おすすめ銘柄 後編

次に、お住まいのエリアや嗜好によってはメリットが大きい銘柄をご紹介します。

富士急行< 9010 >は、1000株111万8000円で、河口湖周辺を中心とした多くのレジャー施設の優待が受けられます。7枚発行される電車・バス・観光優待券は、富士急ハイランドとさがみ湖リゾートプレジャーフォレスト、ぐりんぱでは1枚で入場券、5枚でフリーパス券と引き換えられる他、10箇所ほどの施設で利用できます。1枚で、富士急行の電車全線またはバス全線に片道1回の乗車券にもなります。

フリーパス引換券も1枚発行され、富士急ハイランドやあだたら高原スキー場などのレジャー施設で利用可能です。さらに、富士急グループのホテルやゴルフ場などの施設割引券も提供されます。株主優待は3月と9月の2回で、配当利回りは0.45%です。

東映< 9605 >は、1000株57万2000円で、6枚綴りの映画観賞券6枚が3月と6月に発行されます。東映の作品は1回1枚ですが、他社作品は1回に2枚必要です。利用できる映画館は、東京や大阪、福岡、新潟など20数か所あります。配当利回り1.05%です。

よみうりランド< 9671 >は、3月と9月の2回株主優待があります。9月は、川崎競馬場、船橋競馬場で利用できる「株主入場パス」2枚のみですが、3月には、「遊園地・プールWAI招待券綴」1冊も発行されます。東京都稲城市にある「よみうりランド」の入園券やのりもの・アシカショー引き換え券などがセットになったもので、3月の優待ではプールWAI入場券も加えられます。配当利回り0.99%です。

武蔵野興業< 9635 >は、1000株22万2000円で、優待券として映画観賞券12枚が3月と6月の2回発行されます。利用できる映画館は東京・新宿にあります。配当利回りは期待できませんが、新宿へアクセスしやすく映画が好きな人には大きなメリットがあります。

名古屋で映画館を運営する中日本興業< 9643 >は、100株96万4000円で、株主優待は3月と9月の2回ですが、3カ月ごとに年4回映画観賞券が5枚送られます。配当利回りは、0.77%です。

​(*8月31日時点の株価を反映)

9月以外の娯楽関連おすすめ銘柄

9月に株主優待を受けられる銘柄以外にも、娯楽関連のおすすめ銘柄があります。

3月に株主優待のあるシダックス< 4837 >は、100株5万円でルーム料金、飲食代540円分として利用できる優待券5枚が発行されます。配当利回りは、2.99%です。東京都競馬< 9672 >は、12月に株主優待が受けられる銘柄です。1000株32万8000円で、大井競馬場株主優待証1枚と東京サマーランドの招待券2枚、7~8月を除いて利用可能なファミリー招待券8枚が提供されます。配当利回りは、0.91%です。

​(*8月31日時点の株価を反映)

娯楽施設の株主優待を活用しよう

娯楽施設関連の銘柄の株主優待で利用できる施設は、全国展開しているものが少ない傾向があります。住まいの近くや足を延ばしやすいエリアに利用できる施設があるか、確認しておきましょう。株主優待を受けるためには、権利確定日の3営業日前までに購入しておく必要があります。

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