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どんな業界にもサービスに優劣があります。安くて良いものは生き残り、そうでないものは淘汰される。その中で生き残っていくために、各社技術を競い合い切磋琢磨するわけです。ところが保険の業界では少し様子が異なります。

目に見えないモノであることをイイことに、実は顧客にとって何の利益にもならないのに、ずっと生きながらえている商品があふれ返っています。もしかしたらあなたもそんな保険に毎月何万も払っているかも知れないのです。

ここではそんな保険を「やめちまえ保険」と呼び、シリーズに分けて紹介してゆきます。まず第一回目は「定期付終身保険」。だいぶ少なくはなって来ましたが、まだまだ根強くはびこっています。では仕組みからみてゆきましょう。


死亡保険は3つの形

ここでは医療保険やガン保険ではなく、死亡保険に焦点を当てます。

ずばり死亡保険って何種類あると思いますか?答えは見出しにある通り3種類しかありません。私自身が営業で初めて合うお客さまには、必ずこの3つの保険の話をします。最初は全く興味がない素振りの方も、次第に身を乗り出し、気がつけばとても真剣に話を聞いてくれています。こんな話初めて聞いたよ、ありがとう。とおっしゃる方がすごく多いです。

逆に言えば、これを知らなければ保険選びは始まらない。そう言ってしまって過言ないくらい大事な話です。図とともに解説します。


定期・養老・終身

①定期保険

保険①

図で描くと上のような保険です。30歳から65歳の間で死亡すると3,000万円が受け取れますが、66歳で死亡しても1円ももらえません。解約しても戻るお金はほぼ0円で、掛け捨てと呼ばれている保険です。または掛金は30歳男性で15,000円弱です。

②養老保険

保険②

定期保険と同じく期間内に死亡すると3,000万円です。違うのは、生きて66歳を迎えると満期金が同じく3,000万円もらえることです。定期保険の良いところを取りながら、満期金までついてくる。この辺からお客さまは身を乗り出し始めます。ところが掛金を聞くと驚かれます。30歳男性で70,000円ほどです。

③終身保険

保険③

3つめの終身保険、一度は耳にしたことがあるのでは?イメージも良いのではないでしょうか?その名の通り終身にわたる保険です。65歳で払い込みが終わっても保障が続くのです。それに解約返戻金がもらえるという機能がついています。65歳時点で解約した場合、そこまでの払込金額と同額か、少し増えて返って来てくれます。掛金は30歳男性で50,000円ほどになります。

ここで私はいつも意地悪な質問を投げます。「どの保険がいいですか?」と。「終身保険です」と答える方が圧倒的に多いのですが、実は私のこの質問に正解はありません。というより、質問そのものが間違っています。

この3つの保険にはそれぞれ特徴があって、それぞれ活躍する場が違うのです。「目的は何ですか?」「その目的に会うのはどの保険だと思いますか?」が正しい質問のしかたで、それをまず話し合うべきでしょう。