こんな方法もあるよ

とはいえ教育資金の負担は小さくありません。どうすれば良いのでしょうか。2つほど紹介しておきます。積み立てはしたいが下ろせないのは困る。それなら銀行の口座自動振替サービスを利用すれば良いでしょう。

貯金用の普通口座を作って自動送金すれば良いのです。ほとんどの銀行でこのサービスは取り扱っています。詳細を尋ねられて答えると、学資保険などをオススメされるでしょうが、爽やかな笑顔で断りましょう。

もうひとつは教育ローンを利用する。住宅ローンと違い、少しネガティブなイメージがあるようですが、住宅ローンと何ら変わりません。金利は2%前後が多いようです。200万円借りて5年で返済すると総額210万円ほどです。

愛するわが子のための教育資金。何も学資保険にたよる必要はないと思いますがいかがでしょうか。

入ってしまったら?

もしあなたが前述のような元本割れしてしまう保険に入ってしまっていたら、どうすれば良いのでしょうか。

まず、お金の貯まる機能を持たない「特約部分」を解約します。入院だ、死亡だの部分ですね。そして「主契約」の部分を「払済」という方法でストップします。

例えばそこまで50万円払い込んで、解約返戻金が30万円ほどだとすると、払済にすることで満期時に40万円くらいになってくれるというイメージです。詳しい金額は窓口に行って確認してください。

それもあんまりメリットを感じない、とお思いなら思いきって解約しましょう。損した分は授業料と割り切って、今後に活かしてください。

まとめ

子どもの教育資金を準備するためには、学資保険だけではないとお話ししてきましたが、どうしても学資保険なのだ。という方もいらっしゃるでしょう。そんな方にいくつか紹介して結びとします。

返戻率でみればフコク生命の「みらいのつばさ」、ソニー生命の「学資保険スクエア」が良いでしょう。ただ、フコクは昭和スタイルの保険レディさんが来て大変なことになるかもわかりません。ソニーだと当たりのプランナーさんに出会えるかも。

さてシリーズにわたってお届けしてきた「やめちまえ保険シリーズ」もこれで最終回です。みなさまの保険選びに少しでもお役に立てたなら幸いです。