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本日は女性向けの医療保険について説明していきます。女性が医療保険の契約を検討する際、通常の保障に加えて女性向きの保障を付けた方が良いのかという点は素人目線では判断がつきにくい場合があると思います。

対面のコンサルティングで保険を契約するのであればその辺りの説明をしっかり受けられますので安心です。しかし通販で医療保険を契約しようとしている方はしっかりとした予備知識が必要になりますので、今回の記事がそれの参考になれば幸いです。


女性特有の病気とは


女性特有の病気とは「乳がん」「子宮筋腫」「子宮がん」が代表的な存在です。女性はどの程度の割合で女性特有の病気になるのでしょうか。ここでは世間的に見た「乳がん」「子宮筋腫」「子宮がん」を患う可能性や病気自体の規模感から考えてみたいと思います。

平成20年の厚生労働省患者調査によると女性特有の病気の患者数は全国で約120万人。単純に病気の対象となる年齢の女性の人口が4000万人だと仮定すると、約30人に一人が女性特有の病気を発症する可能性があるということが考えられます。また、「乳がん」「子宮筋腫」「子宮がん」以外にも女性の場合、妊娠にあたって流産や切迫早産などのリスクもあります。

このように、女性特有の病気は女性が考えるよりもたくさん種類があります。保険会社によって女性特有の病気に関する保障の内容は異なりますので、女性特有型の医療保険を検討している方はしっかりと内容を見極めましょう。


女性特有の病気ではない場合保険は下りるのか


女性特有の病気に手厚い医療保険を契約していた場合であっても、女性疾病以外の病気が保障の対象にならないということはありません。なぜなら女性特有の病気を保障する部類は基本の保障ではなく、あくまでも通常の医療保険のオプションとしてパッケージングされているからです。

女性特有の病気に対する保障は「女性疾病特約」というオプションの部類に属されています。医療保険は「主契約」と「特約」という二つのパーツで構成されています。主契約とは基本的な保障を指し、特約とは主契約だけではカバーしきれないリスクを補完するオプションを指します。

このような構成上から女性疾病特約を契約していた場合は、主契約も保障の対象となるため、女性特有の病気だけ保障されてそれ以外は保障されないという状態は起こりえません。


女性のための医療保険の特徴


女性のための医療保険を簡単に説明すると、「通常の医療保険の保障」をベースに、「女性特有の病気に対する保障」が上乗せ、という風に表すことが出来ます。それでは女性特有の病気にはどのような上乗せの種類があるのでしょうか。具体的な保障内容を挙げて説明していきます。

女性特有の病気を発症し、入院と手術を行ったケースを例に説明してみます。通常の医療保険の保障の対象が入院1日10,000円、手術200,000円だったとします。女性特有の病気でなければこの通りの額が保障の対象となりますが、女性疾病特約というオプションを付帯していた場合、通常の保障に加えて入院日額5,000円、手術給付金についても上乗せもしくは乳房再建手術費用などの保障がついている保険会社もあります。