通常の医療保険と女性向け医療保険どちらを契約するべきか


通常の医療保険に特約を付帯したパターンが女性向け医療保険の正体ですが、特約を付帯する分コストは上がります。それでは女性はどのような観点から医療保険を検討したら良いのでしょうか。答えは年代です。女性特有の保障を考える場合は病気を患い易い年代を考慮した上で決めましょう。

「乳がん」「子宮筋腫」「子宮がん」をはじめとする女性特有の病気について、一番発症率が高い年代は20代半ばから30代半ばです。この時期は妊娠や出産を経験する女性も多く女性疾病のリスクは人生の中で最も高い時期と言えるでしょう。

1つの選択肢としては、定期型保険(一定期間をもって保障が満了するタイプの保険)に女性疾病特約を付帯し、リスクの高い年代を過ぎた頃に特約を外して通常の保障のみにするという方法があります。同じ保障内容でも定期型保険は終身型保険と比較して保険料が安いです。その為リスクの高い時期には定期型で保険料を安く抑えている分、女性疾病への保障を手厚くするというようなことも出来ます。


女性特有の病気に手厚い医療保険を検討する際の注意点


女性疾病の特約を付帯した医療保険を契約する際には、「保険金の支払い条件」をしっかり把握、理解した上で契約を勧めましょう。この条件を理解しないまま契約して保障の対象から外れてしまった場合、万が一病気になった際のお金のやり繰りが大変になるなど弊害が出る可能性が高くなります。

例えば子宮筋腫、子宮内膜症は女性特有の病気として保障の対象になりますが、妊娠高血圧症や妊娠悪阻(つわり)、通常分娩による入院などは保障の対象外となっているケースがほとんどです。この他にも不担保(保障されない)女性特有の病気や症状は沢山ありますので、どの病気が対象でどの病気が保障の対象でないのかということを事前にしっかり把握しておきましょう。

各保険会社は保障の対象と非対象の範囲を公開していますので、医療保険に加入する際はしっかりと目を通して理解してから契約をするようにしましょう。