◉お酒は身銭を切って飲む経験が大事

お酒は飲めた方が良いと申しますか、正直強ければ強いほど良いと思います。そしてお酒が好きであることも重要です。

いわゆるコンパや飲み会のようにイッキ飲みをするなどという事態は、中国人の方々の正月祝いの際に、ウイスキーをビールジョッキでイッキ飲みさせられたぐらいしかありません。しかし、パーティーで取り乱すことなく、必要に応じて盛り上げ、最後までつつがなく生き残るには、結果として相当の酒量を浴びているケースが多いです。
ちなみに、大体アジアの富裕層の方々は、ワインを空けたあとでウイスキーに移行することが多いでしょうか。

ここからはお酒に関しての理想論になりますが、別にワインを語れるようになることが大事だとは思いません。しかし、ちゃんと自分のお金を使ってお酒を飲んでいる経験は必ず生きてきます。身銭を切って、質の高いお酒を飲めればなおさら良いです。

ちなみにこの前のパーティーで実際に盛り上がった会話は以下のようなものになります。

  • 日本酒を飲む代わりに、焼酎やウイスキーに変えるだけでもダイエットになるという話。
    (日本酒がカロリーの高い酒だと知らないようでした。女性も加わっての会話でした。)
  • つい先日飲む機会があったマオタイ酒が度数の高いお酒というだけでなく、非常に味わい深く美味しいものだったという話。
    (マオタイ酒は中国で飲まれるアルコール度数が強烈に高いお酒です。高級官僚の賄賂として好まれ高価なものもあります。マオタイ酒が味わい深いというこの話題は、酒好きは共感してくれます。それ以外の人達は「あり得ないよー」といったリアクションですが。。。)
  • 自分がよく使う飲み屋、いわゆる韓国系や日本人のお姉様方がいるお店を紹介してあげて、その前日も3時まで飲んでいたんだという話。
    (この話はぜひとも連れてってくれという展開になりました。お金持ちの方々も、使うお金があっても一緒にお酒を飲んで歌を歌ってくれる友達が大勢いるとは限りません。)

とにかく何をお伝えしたいかと言うと、「酒は飲んだ方が良い!」というのは間違いのない見解だということです(笑)。

参考: アジアの富裕層ビジネスにおいて必要とされる2つの信頼関係〜PBビジネスの魅力を感じる瞬間とは?〜

◉会話のベースとなる教養とお勧めの媒体

少しお酒の話が多くなってしまいましたが、相手と話す時の話題やその為の教養も重要です。

普段から自分で意識をして取り入れている情報・知識のベースが、会話のベースになっていることは間違いありません。色々な国籍の方が交じりがちなお金持ちの方が開くパーティーでは、少しでも相手の方の国・地域で起こっていること、政治、経済はもちろんのこと歴史、文化まで分かっていると会話の中で助けられることがとても多いです。

結局は日々の自分自身の積み重ねにはなるのですが、私が読んでいる媒体でEconomistやFinancial Timesなどは、非常にバランス良く知識を提供してくれて知的好奇心を満たしてくれる媒体だと思います。

以上、主にパーティーのシーンに絞って、海外のお金持ちの方々とおつき合いをするポイントをお届けしました。
色々とお伝えしましたが、「大事なのは酒ですよ!」がメッセージです(笑)。

ではまた。

BY N.S

photo credit: Stuck in Customs via photopin cc