過去5年間に注目!医療保険に入るタイミング!
医療保険への加入を検討している方は種類を検討する前に注意すべき点があります。それは「過去5年間の通院歴」です。医療保険に加入する際は保険会社の引き受け基準に従い、病気完治からの経過年数を見計らって、割高な保険ではなく、通常の医療保険に入るようにしましょう。
保険会社によって医療保険への引き受けの基準は異なりますが、一部の病気(統合失調症など)を除き、5年を一区切りに病気に対する保険の引受基準を設けているケースが多いです。病気によっては、完治後すぐ、又は1年経過していれば通常の医療保険を契約出来るなど、種類によっても引受基準が変わってきます。
何か病気を過去にしてしまい通常の医療保険の引受基準を満たさない状態で加入を希望すると、「引受基準緩和型」という病気の人でも契約出来る可能性がある保険を案内されることがほとんどです。
ちなみに「引受基準緩和型の保険」は通常の医療保険と比較して約2倍程度の保険料になる事がある為、負担が大きくなってしまいます。その場合、通常の医療保険に入れる時期までは貯金、その後時期をみて通常の医療保険を契約するというのが、医療保険を契約するベストなタイミングと言えるでしょう。
医療保険と貯金はどちらの方が良い?
医療保険と貯金はどちらの方が良いかと聞かれれば、私は「医療保険」と回答します。
入院や手術を経験した方なら分かると思いますが、病気をした場合は治療費の他にも費用がかかり、家計への負担が大きくなってしまうからです。
医療保険は基本的に「掛け捨て」と言われ保険料が還付されない性格の保険商品です。その掛け捨ての部分をもったいないという考える方もいらっしゃるかもしれません。しかし病気で手術になった場合、高額療養費という国からの補助が適用されますが、入院中の食費、差額ベッド代などは自費での清算となります。
私が以前扁桃腺摘出の手術をした時は、高額療養費を適用したにも関わらず、自費で支払った金額は入院・通院・手術すべて含めると約20万円程度でした。通常の医療保険は40歳男性で月額約4,000円程度ですから、月4000円の貯金で20万円貯めるには約50カ月。約4年強かかります。
万が一4年間の間に入院や手術となるような病気になった場合の事を考えると、多くの人が貯金だけでは不安に感じるのではないでしょうか。