自分で戦略を考え投資をして利益を得る、株式投資の醍醐味のひとつだろう。株式投資家であればテンバガー銘柄を発掘したいと思ったことが一度はあるだろう。

景気が好調な時には多くの銘柄の株価が上昇するが、それでも10倍になる銘柄は限られる。テンバガー銘柄にはどのような共通点があるのだろうか。

大化け銘柄いろいろ

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(画像=bbernard / Shutterstock.com)

2012年以降で株価が10倍になった銘柄を4つ紹介する。(株式分割による影響を考慮した調整済みの株価を記載)

1.RIZAPグループ <2928>

2014年1月には株価50円台だったが、2017年11月には3090円まで上昇、株価は約50倍超となった。テレビCMでおなじみのプライベートジム「ライザップ」を展開している。美容や健康関連などの通販企業から糖質ダイエットブームに乗り急成長。最近は様々な企業の買収に乗り出している。

2.スタートトゥデイ <3092>

2013年には株価200円台だったが、2018年5月には3945円まで上昇、株価は約10倍超となった。服飾ネット通販「ZOZOTOWN」を運営している。有名アパレルブランドを多数展開しているほか、ネット通販拡大の波に乗って急成長。最近は採寸用ボディスーツ「ゾゾスーツ」も手掛ける。

3.ガンホーオンラインエンターテイメント <3765>

2012年8月には株価20円台だったが、2013年5月には1633円まで上昇、株価は約80倍超となった。スマートフォンやタブレット端末が登場し、ソーシャルゲーム人気に火がついた。中でも、「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」という大ヒットタイトルが誕生し、株価は一気に急騰した。

4.ペッパーフードサービス <3053>

2014年4月には株価200円前後だったが、2017年10月には8230円まで上昇、株価は約40倍超となった。従来からある「ペッパーランチ」にくわえ、立ち食いステーキ店「いきなりステーキ」を展開している。スタンディングでステーキを食べるという新スタイルが支持されたことや、糖質ダイエットブームの波に乗って急成長を遂げた。

大化け銘柄は身近に存在している

ここ数年で株価が大幅に値上がりした企業をいくつかピックアップしてみた。何か気づくことがあるのではないだろうか。株式投資と言うと、銘柄を探す時に何か高度なテクニックが必要だと考える人が多いかもしれない。しかし、銘柄を見てわかる通り、私たちの生活の身近なサービスや製品を展開している企業が大化け銘柄になることはよくある。

会社の成長が期待されているからこそ、株価は大きく上昇する。そのため、話題にのぼる前は、あまり知られていない小さな企業であることが多い。あまりにも身近な銘柄だと見過ごしてしまう場合も少なくない。また、知られていない小さな企業であれば、投資先として有望なのか否かの判断を下すことを難しく感じ、投資対象から外してしまう場合もあるだろう。

投資対象となる個別銘柄を探す時、知っている身近な企業という観点だけでは視野が狭くなる。有望銘柄を発掘しているのに投資対象から外してしまう事態を避けるためにも、銘柄カタログの「会社四季報」は参考にしたい。会社四季報の発売月は毎年3月、6月、9月、12月。株式投資を行うことを検討しているのであれば、一度は読んでおきたい。

株価が上昇して大化けするような銘柄は、景気が良い時はもちろんのこと、景気が悪い時でも、私たち消費者に支持されて成長を続けることが多い。銘柄選びが資産を増やす鍵を握るのは間違いないだろうから、会社四季報の発売を機に、お宝有望銘柄の発掘に挑戦してみてはどうだろうか。

横山利香(よこやまりか)
国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe)。ファイナンシャル・プランナー。相続士。「会社四季報オンライン」や「All About株式戦略マル秘レポート」での連載や、ヤフーファイナンスの「株価予想」でもマーケットコメントを執筆する等、株式投資や不動産投資といった投資や資産運用をテーマに執筆、メルマガ発行(http://yokoyamarika.com/3_hp1 )、講演活動、株塾を行う。