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保険はいくらが妥当?

生命保険に入る場合にどれくらいの保険金が妥当なのでしょうか?
一生分の支出と一生分の収入について代表的な項目とその金額の目安を計算してみたいと思います。そして支出から収入を差し引いてマイナスになればそれが保険金の目安になるわけです。


ライフイベントにかかるお金

まずライフイベントにかかるお金の目安ですが以下の通りです。

・結婚費用:約444万円。結納・婚約から新婚旅行までの平均額
・出産費用:約47万円。出産費用の総額(出産育児一時金として原則42万円の支給あり)
・教育資金:約1,000万円。子供1人あたりの総額(高校までは公立、大学は私立)
・住宅購入費用:建売住宅3,206万円。マンション3,758万円
・老後の生活費:夫婦2人の場合の最低生活費月額約22万円、ゆとりある生活費月額約37万円
・お葬式代:200万円。全国平均


一生分の支出

人生のどの時期で計算するかで変わってきますが、以下のケースで不幸にも夫が亡くなったとして、これから先いくら必要かを計算してみたいと思います。
・夫は40歳の会社員、妻は40歳の専業主婦
・子供は1人(小学校1年生)
・分譲マンションでローンあり、団信加入(毎月10万円返済、残期間20年)
以下の計算は人それぞれで違いますので、あくまで計算する上での考え方だと思って下さい。

妻が40歳ですので平均余命はあと47年あります。(平均寿命はゼロ歳児が平均して何歳まで生きるか示したもので、平均余命は例えば今40歳の人が平均して何年生きるかを示したものです。40歳ですと男性の平均余命は41.05年、女性は47.17年になります)

・住居費…団信に加入していますのでローンはなくなります。マンションの管理費・修繕積立金が月2万円とすると×12ケ月=年24万円、固定資産税が年10万円とすると34万円×47年=1,598万円

・生活費(子供が大学を出るまで)…月15万円とすると×12ケ月×16年=2,880万円

・生活費(子供が就職後)…月10万円とする×12ケ月×31年(平均余命47年‐16年)=3,720万円

・教育費…高校まで公立・大学は私立とすると1,000万円

・その他…旅行・家具家電買い替えで仮に600万円

・お葬式代…平均200万円

これ以外にも色々な支出があると思いますがここでは省略しますと合計で約1億円が必要になります。