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残された家族が抱えるリスクと死亡保険選びのポイント


死亡保険を検討している人の多くは「家族に迷惑をかけない程度の保険がいいな・・・」と考えています。それでは万が一の事態が起きた際に、家族に迷惑がかかるリスクとはどのようなものがあるのでしょうか。

例えば一家の大黒柱のお父さんが万が一の事態でお亡くなりになった場合、葬儀費用、日々の生活費、子供の学費、奥様の老後の生活費等がリスクとして考えられます。しかし葬儀費用はある程度固定の金額であるとしても、奥様のお仕事状況やお子様の年齢によって発生する費用は大きく異なります。

また、生命保険意外にも遺族基礎年金や遺族厚生年金といった国から支給されるお金があるので、死亡保険を検討する際はまずそちらの金額がいくらになるのかということも、しっかりと計算しておきましょう。その上で死亡保険を検討する際には葬儀の形式やそれに関わる費用をベンチマークとして死亡保険の金額を決めた方がスムーズです。

また当然ですが死亡保険金額や加入する年齢や健康状態によって、月々の保険料も異なりますので、保障は手厚いほど家族のリスクは軽減されますが、現在の経済状態に見合った保険料を意識する事も重要なポイントです。


お葬式代の相場とは


日本消費者協会の「第9回葬儀についてのアンケート調査(2010年実施)」結果によると、全国の葬儀費用の平均は約200万円となっています。それでは葬儀費用にかかる費用とは一体どのようなものがあるのでしょうか?

日本消費者協会の調査によると、お葬式にかかった費用の最低額は20万円。一方で最高額は800万円とされており、一言でお葬式と言っても費用はバラバラと言えるでしょう。お葬式は「式の費用」「お葬式に来てくれた人の飲食代」「お寺の費用」という3つの費用が発生します。これらのバランスを考慮した際の金額が200万円という金額ですので、それぞれの内容によっては当然ながら費用が上下してきます。

例えば式の費用は公的施設か私的施設かによって約3倍程度の費用に差が出る場合がありますし、全国平均で約500,000円かかっている飲食代についても来る人の数によって大幅に変わります。最近では身内だけの少人数で行う葬儀も多くある為、必ず200万円が必要になるということではありませんが、少なく見積もっても150万円以上の準備は必要になるでしょう。


病気でも申し込める死亡保険


死亡保険を新規で検討する方の多くは高齢の方が多いです。中でも持病をお持ちの方からのお問合わせが多く、保険会社によっては病気をもっている方でも一定の条件を満たせば、80歳程度まで申し込める保険を販売しているところがほとんどです。

病気でも申し込める保険に加入できる条件とは、保険会社によって異なりますが、一例をあげると、過去5年以内にガンなどで入院手術がない。過去1年以内に入院手術を受けたことがない。直近3カ月以内に医師から入院手術をすすめられたことがない。というような条件があります。このような条件を満たせば例外なく契約出来るというものではありませんが、例えば3年前に糖尿病で入院をしてすぐに退院。

その後通院しながら薬は飲んでいるけども経過が順調で、退院して以降入院や手術も全くないという方であれば、契約出来る可能性があるという内容です。しかし通常の死亡保険と比較した場合の保険料は約2倍近くになることもある為、なるべくなら通常の保険に加入した方が良いでしょう。