高額な死亡保険は本当に必要か
自分に万が一のことがあったらと考えると、ついついあれもこれもとお金がかかることばかりを連想し保険金を高く見積もってしまいます。しかし本当に高額な保険金が必要なのでしょうか?
死亡した場合の保障は生命保険だけではなく先ほども説明した遺族基礎年金や遺族厚生年金といった公的な保障があり、万が一お父さんが亡くなった場合は母子家庭の手当などもあります。さらに学費は奨学金制度があるので、学校を卒業したあとに学費を分割で支払うことも出来ます。
奥様の収入にもよりますが、家族に万が一の事態が起こった際の保障というのは、公的なものでもある程度カバーされていることを理解しておきましょう。その上で考えるべきはお葬式代のような亡くなることで突発的に発生する費用です。ここのリスクをヘッジすることが死亡保険の役割でもあります。
死亡保険についてしっかり考えることはとても大事なことですが、最低限のお葬式代だけ生命保険でまかない、あとは貯蓄という方法も良いと思います。
最適な死亡保険金額とは
平均的に必要な死亡保険金は300万円です。子供が小さい~子供が成人というような家庭内のライフステージの変化によって、保険金額は変動するということは間違いないですが、ある程度の平均として死亡保険の金額を算出するならば300万円程度が妥当なのではないかと思います。
医療は日に日に発展し、葬儀費用も現代に合わせてドンドン値下がりしている傾向がある為、私個人の見解ではありますが必要最低限+αの準備さえできていれば、あとは貯金。もしくは生きている間に家族との思い出を残すためにお金を使った方が有効なのではないかと考えます。