手術給付金がもらえない場合とは
手術給付金がもらえない理由は大きく分けて3つ。保険料の未納、告知義務の違反、保障対象外手術の存在です。
入院と手術の保障が混合して考えている方が多くいらっしゃいます。例えば入院は、病気ではなく「入院」という事実に対して保障が発生しますので、基本的に入院したのに保障されないという状況は保険料の未納、告知義務の違反を除き、少ないと言えるでしょう。
しかし手術給付金は病名や手術を対象とした保障なので、保険会社が定めている保障対象手術に該当していない手術の場合は、保険金の支払い対象ではないということが良く起こります。意外にも保障対象外の手術はとても種類が沢山あり、医学的な専門用語を伴うものが多いですが、基本的には手術の種類を挙げていくと無限に近いほどの名前が出てくる為、保障の対象となる手術に記載がないものは保障の対象でない手術と認識出来ます。
しかしこれは保障が狭いということではなく、医療という名目に該当した有名な手術はほとんど対象内となっておりますので、あくまでも保障内容を明確にするために策定してある内容です。
保障の対象外となる手術とは
保障の対象外となる手術とは生命保険協会が定めた88種約1000種類の手術以外の手術が非対称となります。さらに、病気の保障となる手術に関しては、現在も随時見直しが行われ続けています。
病気の種類は増えることはあっても減る事はありません。医学の進歩と共に新しい治療方法も沢山増えて行きますから、細かい手術名などは日々増えています。保障の対象となる手術の種類は88種類に分類され手術名約1000種類程度をカバーしています。
保険の対象か否かは保険会社に問い合わせるのが一番正確ですが、ある程度大きく見分ける方法として保障の目的ベースで考えると分かりやすいです。医療保険の保障はあくまで「医療が目的」ですので、美容整形に関する手術や、レーシックなどの保障に対しては非対称となります。
一例として保障の対象外となる手術を上げるとすれば「扁桃腺摘出手術」です。扁桃腺は本来あっても無くても人体に影響がないとされている為、その手術に対しては手術給付金が保障の対象外となっているケースが多いでしょう。