実費保障型医療保険のデメリット

一見万能のように思える実費保障型医療保険ですが、保険料が高い、定期型のみなどのデメリットとなる点も存在します。

実費保障型医療保険のデメリットには保険料の増加と定期型(一定期間ごとに保険料が上がるタイプ)のみということが挙げられます。手厚い保障を付けるわけですから、保険料の増加はいたしかたないにしても定期型というのは、年齢を重ねれば重ねるほど保険料が上がっていきます。当然40代、50代よりも60代以降の方が収入は落ちますから余計に負担は厳しくなるでしょう。

今後は終身型の実費保障型医療保険が発売されるかもしれませんが、現在のところまだ終身タイプに対応している保険会社は無さそうです。

また、保険会社によっては実費保障型医療保険を死亡保険とのセット売りにしているところもあります。実費保障型医療保険はいまのところ若年層にはありがたい保障ですが、高齢層には少し敷居が高い保障となっているようです。


実費保障型医療保険の保険料

実費保障型医療保険は入院や手術よりも保障内容が手厚くなるため、保険料が増加します。どの程度上がるのかというのは、年齢や性別、追加する特約によって異なります。

実費保障型医療保険をつけた場合、保険料の上乗せは30歳~35歳という若年層で、おおよそ1,200円~1,500円程度となっているようです。しかし年齢や保険会社毎の保障内容が違うので一概に全て同じとは限りませんのでご注意ください。

また実費保障型医療保険は定期型となっておりますので、5年又は10年ごとに保険料が変動します。実費保障という点がこれまでの医療保険とは大きく異なる点なので病気をした際にとても安心できる保障内容となっていますが、保険料は確実に高くなるので、予算と照らし合わせて無理のない保険を選ぶようにしましょう。


実費保障型医療保険はこんな人におすすめ

実費保障型医療保険は小さいお子様がいらっしゃる若い家庭におすすめです。小さいお子様がいるにも関わらず入院してしまったりすると、経済的なダメージが大きくなってしまう可能性があるからです。

まだ年齢が若いうちは収入も少なくて大変だとは思いますが、小さいお子様がいらっしゃる場合はその中でもなるべく手厚い保障の方が安心です。20代、30代であれば通常の保障に加えて若干の死亡保障。それにガン保険などを加えるのであれば、ガン保険の代わりに実費保障型医療保険にするというのもアリでしょう。

10年ごとに保険料の見直しが図られますので、ある程度お子様が大きくなってきたら解約してガン保険に切り替えることも出来ます。