年齢による上限

保険契約対象者の年齢によって保険会社が引き受けてくれる保険金額も変わります。ただ年齢条件に関しては保険会社毎にバラバラな傾向があるので、ここでは年齢条件における平均的な内容を説明していきます。

例えば一家の大黒柱であるお父さんが亡くなってしまった場合、残された家族の今後のことを考えるとそれなりの保障が必要になります。しかし、まだ義務教育中の小学生や中学生が万が一亡くなってしまった場合、家族の精神的ダメージははかり知れませんが、経済的な苦労を伴うものではない。という判断になります。

そのため、保険会社では保険金額を決める上で年齢の条件というものを設けています。10代のうちはそんなに高額な保障は当然必要ありませんが、30代になれば家族のために手厚い保障が必要になります。逆に60代以降もそんなに大きな保障が必要になることも少なくなるでしょう。

このように保険会社はライフステージの変化に合わせた保険金額の上限を設けています。しかし、収入、健康状態、職業といった総合的なバランスによって判断されるため、年齢だけが保険金の上限を決めるわけではありません。

最適な保険金とは

多額の保険金を必要とする人はそこまで多くはないかもしれませんが、本日は保険金額の上限を決める条件について説明してきました。

保険契約を申し込む場合、基本的にはある程度パッケージングされている保険商品を選ぶことが大半ですので、保険金の上限を確認するようなことは少ないでしょう。

もしパッケージ商品よりも高額な保障を望む時は職業や収入、健康状態などの申告が必要な場合がほとんどです。ここで虚偽の報告をするなど、誤った情報で保険を契約してしまった場合は告知義務違反となり保険金が支払われない場合があります。

保険は利益追求型の金融商品ではありませんから、万が一のことがあった場合のリスクと支払うことの出来る保険料を考慮し、最適な保険金額で保険に加入するようにしましょう。