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生命保険の種類には、年々保険金額が「増えるもの」や「減っていくもの」など、多種多彩なものが存在します。今回はその代表的な「定期保険」をご紹介致します。


定期保険は「保険のパーツ」


保険用語で「定期保険」といえば『形』を表す、ということをご存知でしょうか?世の中には「死亡保障」や「医療保障」といった目的の保険があり、「有効期限がある」ならば全て「定期型」の仲間といえます。つまり、定期型の死亡保険であり、定期型の医療保険があるわけです。

もし、あなたの保険証券に「定期保険付き終身保険」と書かれていたならば、終身保険に定期保険が「くっついている」と思えばよいのです。特に定期保険は「保険のパーツ」として商品化していることが多いのが特徴です。では、このパーツをもう少し詳しくまとめてみましょう。


定期保険は「保障が不定」にできる保険


定期保険は「期限がある」と説明しましたが、正式には「保険期間」と呼ばれています。 例えば「保険期間は10年」ならば、10年間「だけ」の定期保険。「保険期間が60歳 まで」なら、文字通り60歳で終了の定期保険です。

では、死亡保障についてはどうでしょうか?定期保険の多くは「死亡したら5000万円」などと、一定した保険金が保険証券にうたわれます。ですが「30歳の男性、妻と子(5歳)あり」と「45歳の男性、妻と子(20歳)あり」の二人がいた場合、死亡保険金額はどちらが多くなるでしょうか?

細かい条件を外し、答えの考え方をいえば「30歳」の男性のほうが「45歳」の男性よりも「15年分多く」死亡保険を持つ必要がある、といえるでしょう。30歳で死亡したあとの遺族保障は、45歳で死亡した人よりも15年分長いからです。つまり定期保険とは、保険期間も保険金額も本来「自由設計」すべき商品といえるのです。