資産運用は、時間を味方につけることが成功の秘訣です。20代には、リスクを抑えて資産を増やす時間がたっぷりあります。ただし、資産を増やして不労所得を築き、人生を成功させるには、いくつか押さえるべきポイントがあります。そこで本稿では、不労所得を得て人生を成功させる方法についてお伝えします。

資産運用のカギは「時間」

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(写真=William Potter/Shutterstock.com)

堅実に資産を運用するためのポイントの一つに、「時間」があります。投資は長期的に運用するほどリスクを下げられます。さらに投資における最も大きな特徴である複利効果も得やすくなります。たとえば50歳から投資を始めたとしましょう。毎月の積立額が3万円で、金利は3%とします。この場合、60歳になったときの積立額は約420万円です。

一方、同じ条件で20歳から積立を始めた場合、60歳になったときの積立額は約2,780万円になります。仮に同じ40年間、金利ゼロでタンス貯金をした場合は1,440万円です。このように、特に投資期間が長い場合、複利効果は如実に表れます。

20代は所得こそ少ないかもしれませんが、その分時間を味方につけられるという大きなメリットがあるのです。

最終的な目標を確認しよう

明確な目標を掲げずに投資を行うと、あまり良い結果にはつながりません。目標がないということは、ただ目先のお金を追いかけるだけということであり、その結果大きな損失を被る可能性があるためです。

もちろん、目標にもいろいろあります。たとえば、不労所得といってもその種類はたくさんあります。労働をしなくても日々の生活をまかなえるのであれば、その収入は立派な不労所得です。世の中には、不労所得で日々の生活を賄うのはもちろんのこと、海外旅行に行ったり、高級外車を乗り回したり、なかには宇宙旅行まで考えたりする人もいるかもしれません。

20代は、まだまだ夢と希望がいっぱい詰まっている年代です。しかし2019年に入り、老後の備えとして最低2,000万円が必要という政府の報告がありました。まずはこれを目標にしてみることが、堅実な不労所得生活の入り口になるかもしれません。

不労所得を増やすには

不労所得を増やす方法はさまざまです。たとえば、iDeCo(イデコ)やつみたてNISAのような長期投資を基本にして、手堅い金融商品のみを選んで毎月積み立てていく方法があります。自分なりに勉強して株式投資や不動産投資をする方法もあるでしょう。必ずしも一つの投資法にこだわる必要はありません。長期的な計画を立て、投資先や投資方法を分散することで、安定的な収益を上げられる確率は上がるでしょう。

たとえば、「安定感のある複数の株式に長期的に投資する」という計画を立てたとします。またその間10年、20年と投資について研究し、ブログなどでその成果を発表し続けたとしましょう。その場合、株式投資に関するインタビューや執筆の依頼がきたり、ブログで広告収入を得たりするチャンスが来るかもしれません。書籍の印税やブログの広告収入は、立派な不労所得です。

株式投資である程度資金が溜まったら、今度はマンションを買って賃貸経営をしてみるというように、投資先を切り替えることもできるでしょう。マンションの一室に住みながら、他の部屋を貸して家賃収入を得られれば、不労所得による生活も夢ではなくなります。

このように、不労所得は思わぬところから枝葉が伸びてくる可能性があります。長期的な計画を立てつつ、同時に柔軟な対応を取ることが大切です。

20代だからこそできる資産運用を

上述のように、20代から始める資産運用では時間を味方につけることが大切です。目先の株価を見て一喜一憂するような、ギャンブル的な投資では良い結果を得られません。不労所得とは、一言で言えば「お金に働いてもらうこと」です。どんな人でも毎日激務が続いたら、やがて疲れて動けなくなってしまいます。同じようにお金もゆったりと効率的に働けるように、働き先を随時見直してやることが必要です。20年、30年と言う長いスパンでこれを貫けるなら、不労所得による生活も夢ではないでしょう。(提供:Incomepress

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