5「熱意」――「逃げない」ことをアピール

熱意というのは人柄の一部分かもしれないが、場合によっては営業パーソンの熱意を信頼の根拠とする顧客がいる。

提案内容や製品の機能、品質、価格が同じなら、営業パーソンの熱意で最終決定を下すという判断だ。

心理的な判断というより、営業パーソンにここまでの熱意があるなら、「何かあっても逃げずにやり遂げてくれるだろう」という合理的な判断に基づく。

信頼関係,大塚寿
(画像=THE21オンラインより)

以上が顧客との信頼構築のための5要素になるが、すべてが揃っている必要はないので、「できそうな」モノから試してみよう。

(出典:営業サプリ https://www.eigyousapuri.jp/

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大塚 寿(おおつか・ひさし)
エマメイコーポレーション代表取締役
1962年、群馬県生まれ。1986年、株式会社リクルート(現 株式会社リクルートホールディングス)に入社。サンダーバード国際経営大学院でMBA取得後、営業研修を展開するエマメイコーポレーションを創業、現在に至る。著書に『リクルート流』(PHP研究所)、『オーラの営業』(Nanaブックス)、『仕事をつくる全技術』(大和書房)、累計28万部のベストセラー『40代を後悔しない50のリスト』シリーズ(ダイヤモンド社)など多数。共著に『法人営業バイブル』(PHP研究所)など。(『THE21オンライン』2019年07月26日 公開)

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