(本記事は、小林正弥氏の著書『億を稼ぐ勉強法』=クロスメディア・パブリッシング、2019年7月21日刊=の中から一部を抜粋・編集しています)

結果が出る学習の仕組み

学習
(画像=NakoPhotography/Shutterstock.com)

僕は現在、「ひとり経営」専門のビジネス教育者として、講座やコンサルティングを中心に活動しています。

おかげさまで全国から毎年100名のフリーランスや会社員、起業家が集まっています。最近は、海外からの受講も増えており、アメリカ、ヨーロッパ、さらにはミャンマーからも受講者がいます。オンライン学習とメールによるフィードバックが中心なので、時差も関係ありません。

なぜ選んでいただけるかというと、シンプルに「結果が出る」、つまり、売上や利益が伸びるからです。その秘訣は、「結果が出る学習の仕組み」にあります。

僕が代わりに売上や利益を伸ばすことは一切やりません。それでは教育ではなく代行ビジネスです。インターネットを使った「反転学習」で、自ら結果を出していただきます。

●従来型の教育が「知識メタボ」を増やしている!

反転学習とは何かを解説する前に、従来型の教育がいかに非効率かを考えてみましょう。

従来型の教育はこんな感じです。教室で黒板に毎回同じことを書く先生がいて、それをひたすらノートに写す生徒がいます。生徒は、応用となる宿題を自宅で行います。宿題でつまずいたら最後、次回の授業からさっぱりわからなくなる。先生も時間がないので、ほとんどフォローできません。これが一般的な授業形態ですね。

社会人向けの研修やセミナーも同じです。セミナー会場に行って、講師の話を延々と聞きっぱなし。多少のグループワークはあっても気休め程度。セミナーが終わったら懇親会があり、お酒を飲んだら日中学んだ知識も消えてしまう。覚えているのはメインの肉料理が冷めて硬かったことくらい。深夜に帰宅して、翌日のパフォーマンスはダウン。翌日以降のアウトプットもありません。

わかりやすく否定的に書いていますが、あながち間違ってはいないはずです。これが従来型の学習スタイル。学べば学ぶほど、お金と時間を消費し、貧乏になります。

セミナー講師が考えていることは、セミナー中の満足度を上げること。そのために、大量の知識、最新のノウハウ、心理的高揚感、名刺交換程度の表面的な人脈形成に努めます。しかし、本来セミナー会場の中には、あなたの「収入を上げる要素」はありません。

あなたの収入は、顧客に提供する価値に比例します。通常、セミナー会場に顧客はいないので、そこで何が行われようと、それだけではあなたの収入は増えません。一方的な知識提供型セミナーなら、顧客価値を高めるアイデアを考える時間もないでしょう。従来型の勉強をしているだけでは、一向に収入は増えないのです。

従来の教育は、知識や情報を教えることが中心で、結果が出る部分、つまりセミナー後の実践サポートがほとんどありません。

生徒の「結果」に向き合ってしまうと、教育サービスを提供する側もプレッシャーになり、あえて結果とは関係のない部分を中心に扱っているかもしれません。英語が話せない先生が教えられる授業、誰でも採点できるマーク式テストがまさにそれに当たります。それだけでは結果が出せないと考え、僕は一貫して、結果にコミットできる「反転学習型」のビジネス教育を行っています。

●反転学習とは?

一方、「反転学習」は、学校の授業と自宅の宿題を反転させます。つまり、生徒は授業前にオンライン動画などを視聴し、基礎知識を学んでおきます。その上で、授業に参加し、先生から自分の課題解決のフィードバックをもらったり、ディスカッションで他のメンバーと課題解決していきます。予習が必要ですし、教室では主体的な発言が求められますが、その分、従来の教育よりも学習効果は高いのです。

勉強好きには、学んでも貧乏な人と、学ぶほどお金持ちになる人がいます。それは先天的なものではなく、「学習のやり方」の違いだと断言できます。なぜなら、僕自身が学び方を変えただけで、収入が100倍変わったからです。僕だけではありません。億を稼ぐ人たちも増えています。

とはいえ、稼ぎが増える学習を提供してくれるところは少ないでしょう。自分で学習の仕組みを作ることが大切です。

億を稼ぐ勉強法
小林正弥(こばやし・まさや)
(株)教育スクールビジネス研究所代表取締役。1983年埼玉県生まれ。2006年早稲田大学理工学部卒。25歳で独立したものの全く稼げず、時給900円の日雇いバイトを経験。家族の治療費のため、自分を最高値で売ることを決意し、1ヵ月後に毎月210万円の報酬が得られるようになる。その後、自分を商品にして1億円プレイヤーとなる。「本業で結果を出して稼ぎ、結果の出し方を人に教えて稼ぐ」、ダブルインカムの手法を実践する「新・講座型ビジネス実践会」を主宰。

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