7月下旬からスタートした3月決算銘柄の第1四半期決算発表も8月中旬に終了しましたが、日本経済新聞の集計によるとこの第1四半期の経常利益は製造業の苦戦で前年同期比で5%近い減益となったようです。しかし、こうした状況のなかでも増益を達成した銘柄も少なからずみられ、そうした銘柄のなかにはマーケットの期待を大きく上回るスタートを切ったものもあります。
そこで今回は第1四半期の営業利益が増益となったTOPIX500採用の3月決算銘柄のなかから、コンセンサス予想を2割以上上回ったものをピックアップしてみました。例えばソニー(6758)では第1四半期の営業利益が18%を超える増益となったことでコンセンサス予想を30%余り上回ったほか、村田製作所(6981)でも第1四半期の営業利益が30%近い増益となったことでコンセンサス予想を20%余り上回っています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
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