年末のボーナスシーズンが近づいてきました。ボーナスの使い道に思いを馳せている人も多いのではないでしょうか。しかし最近は、ボーナスを散財せずに貯金や投資に回す人が増えてきています。今回は、統計データや投資方法を紹介しながら、20代の投資について考察します。

ボーナスの使い道の70%が預貯金?堅実に将来に備える20代の姿

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(画像=PIXTA)

株式会社マクロミルが、民間企業に勤める正社員の2019年夏のボーナスの使い道を調査したところ、「預貯金」が70%とダントツで1位でした。その他、旅行29%・外食25%・ローン返済24%などの選択肢が上がっています。

貯金をする理由については、「安心感を持つため」が47%、「老後の生活費として」が45%、「病気・失業などもしもの時の備えとして」が32%でした。

2019年6月には、金融庁の報告書を巡る「老後2000万円問題」がメディアをにぎわせました。年金の受給年齢の引き上げや受給額の減少が、かねてより問題視されてきた中で、公的年金だけでは老後の生活がままならないことが浮き彫りになり、今後ますます将来への備えを重視する傾向は強まっていくでしょう。

今の20代・30代が、旅行や外食以上に預貯金を優先するのは、ある意味当然のことといえるのではないでしょうか。

貯金は妥協の結果?情報がないため機会損失が生まれているという構図

株式会社クラウドポートが実施した2018年ボーナスに関するアンケート調査でも、似たような結果が出ています。使い道の1位は貯金72.4%で、買い物40.9%・生活費37.4%・趣味28.7%・旅行27.4%などを大きく引き離しました。

また、同調査では「ボーナスの使い方に満足していますか?」という質問をしたところ、「不満足」が42%と半数弱を占めていました。

さらに不満足の理由を尋ねたところ、「もっとお金を増やす使い方をしたいが知識がないのでできない」という回答が39.4%、「とりあえず貯金しているけどこれで良いのかわからない」という回答が32.4%でした。

最近では、預貯金の金利は0.001%程度で、たとえ1,000万円預けても100円しか利息を受け取れません。定期預金でも金利は0.01%程度で、100円が1,000円になったところでたかが知れています。

アンケート調査からは、将来に備えたいけれどどのような投資をすればいいかわからず、ベストではないと知りつつもとりあえず貯金をしている様子がうかがえます。

投資はいつ始めるかが非常に重要です。多くの投資において、時間はリスクを低減させる効果があるからです。また、不動産投資などでは、早く始めるほど多くの家賃収入を受け取ることができるため、生涯所得が増加します。

時間は誰にでも平等ですが、過ぎてしまった時間は二度と戻っては来ません。機会損失を生まないよう、早めに情報収集し、自分にとってベストな選択をすることが大切です。

投資に向けて一歩を踏み出すことが大切

ほとんどの人が預貯金より積極的な資産運用をしたいと思っても、まず何から手を付けるべきか判断できないというのが現状です。

投資に専念できる環境なら、株式投資やFXで思い切って大きな利益を狙うのも一つでしょう。しかし、株式投資やFXの場合、それなりの現金が必要であり、株価や為替レートを常にチェックしておかなければなりません。

サラリーマンをしながら投資するなら、ほったらかしで着実に資産を増やせる不動産投資が向いています。中でも区分所有のマンション(マンションの一部屋だけを所有するスタイル)なら、賃貸入居者の募集や契約、家賃回収まで、すべてを不動産業者に委託することができるため、信頼できる不動産会社を見極めて、きちんとした物件を選べば、安定的に家賃収入を得ることができます。

最近では、少ない頭金でも投資できる融資環境であることと、金融機関が高評価を与える物件が増えてきています。また、不動産投資ローンの審査において、給与という安定収入のあるサラリーマンは個人事業主等に比べて、有利に働くこともあります。

時間や職業を味方につけ、自分に合った投資方法を選択し、効率的に資産を増やすことができれば、来年のボーナスの使い道は、少しくらいは自分の趣味や余暇に使っても、将来へ向けた投資を始めていることでより満足度の高いものにできるでしょう。(提供:マンション経営ラウンジ

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