(本記事は、中村博氏の著書『副業を成功させる45の習慣─「好き」と「得意」を生かして月30万円稼ぐ』合同フォレストの中から一部を抜粋・編集しています)
ライフスタイルを効果的に発信して信頼関係を築く
信頼関係をつくるためには、あなたのライフスタイルをさまざまな媒体で発信することも大切です。それは「あなたのプロとしての活動やライフスタイルに共感を持ってもらえる」ということなのです。ですので、ライフスタイルを発信するにも「どこを出すのか」「どこを出さないのか」という部分を考える必要があります。
「私は人に見せられるようなことなんてありません」「恥ずかしくて見せられません」「そんな共感を得るようなことしていません」という方が必ずいます。
しかし、大切なのは演出して出すということです。よくリア充とかインスタ映えとか言いますが、それをビジネスで活動している感じにするだけです。もしくは、多くの方に喜ばれている感じを出すのがポイントです。
では、実際にどのように演出して出すのかをご紹介します。これらをヒントに自分に合った方法を見つけ出せるよう、工夫してみてください。
(1)写真と一緒に「これから打ち合わせです」などと出す
この方法は、あなたが活動している様子を見せるのに有効です。それを見ている方々は、「活躍しているんだなあ」と思ってくれますし、「そんなに活動できていいなあ」とも思ってくれます。写真は自撮りでも、移動風景でも構いません。
(2)カフェやホテルのラウンジで「これからクライアントとセッションです」などと出す
この方法は、実際にクライアントと接している様子が表現できます。もちろん、写真を使う場合は、どこで撮るのかも重要になってきます。
たとえば、ファーストフード店で撮るのと一流ホテルやおしゃれなレストランで撮るのとでは、与えるイメージが変わります。自分のキャラクターに合っている場所を探してください。
(3)クライアントと一緒の写真を出して、喜んでくれている雰囲気を出す
もし、クライアントと一緒に写真を撮れるのであれば、撮らせていただきましょう。顔を出したくない方は、顔を隠すなどの工夫は必ずしてください。もちろん、一緒に映る方には必ず了承を得てください。
一緒に映ることが重要な理由は、人が一緒に写っていると「信頼されるようになる」だけでなく、「人気があると思ってもらえるようになる」からです。もし、集団で写真を撮る場合は、真ん中に立つようにしてください。
(4)仕事をしている写真を使い、「○○活動中」と出す
パソコンで仕事をしている写真を掲載するだけでも有効です。私の場合だと、執筆中の写真を掲載して「今出版の準備中です」と出すこともありました。
(5)毎回同じシチュエーションと言葉を使う
この方法は、人の記憶に刷り込みを行う方法です。何度も同じシチュエーション(写真は変えます)と言葉を使うことで、見ている方はあなたのことを記憶してくれるようになります。また、続けることで、そのイメージが植え付けられて、憧れてくれるようにもなってきます。
たとえば、私が以前使っていたのは「集客・売上アップの魔術師中村です(´∀`)」という言葉を使い、さまざまな場所での写真を使っていました。
(6)写真に文字を入れて掲載する
写真で与えるイメージは文章よりも強力です。そこで、写真の上に言葉を乗せてアップすることも有効です。アプリで簡単にできますので、ぜひ行ってみてください。
(7)「今準備しています」などの写真と文章を掲載する
この方法は、イベントなどを準備しているときに有効です。実際にどのような準備をしているのかが分かるので、見ている方々が面白そうだと思ってくれるような工夫をしながら行ってください。
ご紹介した方法は一例です。いろいろと試していきながら、自分に合った方法を探してください。大切なのはお客様が「この人いいなあ」と憧れることですので、そのあたりも考えながら日々工夫するといい結果が出てきます。
親しみやすさが信頼関係づくりの鍵
「プロだからすごい人に見せなさい」「プロだから、専門的なことを言い続けなさい」と言うことを考えている方もいると思います。しかし、それは大きな間違いです。
というのも、お客様の立場からすると、「言っていることが理解できない」「すごい人は怖い」こんなふうに思っている方も多いからです。
しかも、いくら「すごいこと」を言っても、それ以上に世の中には「すごい方」が多いですので、初めてビジネスを行う方は太刀打ちできませんし、すぐに中身がないとバレてしまいます。結局、信頼関係が壊れてしまうので悪循環になります。
そんな理由から、わざわざ「すごいプロ」だと打ち出すことはおすすめしません。
むしろ、お客様に対して近い存在であることを見せることが大切です。「気軽に相談がしやすいプロ」という立ち位置で発信したり接したりするほうが、お客様は問い合わせもしやすくなります。私のメルマガでも説明していますので参考にしてください(中村式心理学マーケティング無料メールプログラム http://actdream.net/lp17opt/ )。
私が常に受講生の方々にも言っているのは、「親しみがあるプロになりなさい」ということです。これを実践している方は、初めて副業や起業をしても、毎月のように問い合わせが増えて契約もあっさり取れています。
たとえば、テレビに出ている専門家をすごいと思っても、わざわざ問い合わせをする方は少ないのではないでしょうか。しかし、同じ問題に詳しい友達だったら、気軽に相談できると思います。その関係をどう作るのかが「親しみやすさ」となるわけです。
親しみやすさを作るポイントの1つは、「自分のキャラに合った出し方とお客様が親しみを持つポイントを知る」ということです。これができるようになると、実際にさまざまな媒体での発信や交流会に参加しても、自然とあなたに問い合わせや相談をしてくれるようになっていきますので、ぜひ工夫をしてみてください。
「親しみやすさ」が決まると、あなたの書く文章や接し方、写真なども変わってくると思いますので、ぜひ考えてみてください。
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