(本記事は、Testosterone氏の著書『ストレスゼロの生き方』きずな出版の中から一部を抜粋・編集しています)

目標達成のためにはなんでもやると、決める

褒める
(画像=Pormezz/Shutterstock.com)

自分が心の底からやりたいと思えないことはやめてもいいし、あなたの人格を否定してくる人間や会社からは逃げていい。

だが、人生を賭けてでも達成したいと思える目標を見つけたのならその目標を実現するための努力や我慢からは逃げるな。

やりたくないことをやらないのはいいが、やりたいことのためにするやりたくないことから逃げていたら何もできない。覚悟を決めてやれ。

もちろん、努力をすれば絶対に成功するわけじゃない。正直な話、成功には運やツキも必要だ。だが、努力しなければ絶対に成功はできない。成功している奴らはみんな努力している。これは間違いない。

成功したい、何かを成し遂げたいという意志があるなら、「努力する」という選択肢しかないんだよ。努力しなければ成功する可能性は0%だ。成功の可能性がゼロの道を行くのか、それとも成功の可能性がわずかでもある道を行くのか、あなたはどちらも選択できるわけだけど、そんなの一択だよな?

人生は短い。やりたいこと見つけたら遊んでる暇はねえ。ズルや犯罪は除いて、成功するために必要なことは全部やれ。目標に向かって努力する日々はエキサイティングだぞ。

ただ勘違いしてほしくないのだが、俺は全人類が努力しなければいけないだなんて思ってないし、のんびり暮らすのも生き方の1つだと思っている。がんばりたい人だけがんばればいいし、がんばりたくない人はがんばらなくてもいいと思っている。

だが、資本主義が支配しているこの世の中、努力しない人はいい生活が享受できない可能性が非常に高い。ベーシックインカム(すべての国民に対して、一定額を支給する政策)が導入されそうな気配もまだないしね。

だから、俺は人々にはよりよい生活のために努力してほしいと思っている。そこんとこよろしく。

人を褒めまくると、決める

人を褒めることにはメリットしかない。

(1)他人を褒めると、褒められたその人はいい気分になる。いい気分になった人は、あなたによくしてくれる。

(2)褒められていい気分になった相手を見て、「自分はなんて素晴らしいことをしたんだろう」と自分も気分が良くなり自尊心も高まる。

(3)人を褒めることを意識するようにすると、他人の悪いところよりもいいところを探す癖がつく。すると、他人の悪い部分が気にならなくなる。

(4)他人のいいところが目につくと、「自分はなんていい人たちに囲まれているんだろう」と幸せな気分になれるしその人たちを大切にしようと思える。

なんてワンダフルなのだろう。すべては人を褒めるという単純な行為から始まるポジティブな循環だ。褒めないともったいないったらない。

褒めることの重要性は上司と部下の関係でも同じだ。褒めて伸びるタイプと叱って伸びるタイプがいるというが、叱られても潰れないタフな人間が稀にいるだけで、だれだって叱られるのは嫌で、褒められて伸びたいに決まっている。

指導する側としては上から押さえつけて叱るほうが楽だけど、褒めたほうが圧倒的に人は楽しくのびのびとできるのだから、とにかく人を褒めるを基本方針にしよう。

“叱る”という行為を有効にするためにも褒めることが大切だ。子どもでも部下でも、叱る倍は褒めろ。ミスばかり叱られて普段のがんばりや成果は褒められなかったらどう思うだろうか?

反発したくなるよね。普段からたくさん褒めて「ちゃんと見てるよ」とアピールして、信頼関係を築くことで初めて叱るときも話を素直に聞いてもらえる。ただ叱ればいいってわけじゃない。叱る権利がほしければ倍褒めよう。

他人はみな教師と、決める

心から尊敬できる人はそこら中にいるわけじゃない。というより、どんな人にも「良い面」と「悪い面」がある。

尊敬できるところもあれば尊敬できないところもあって当然だ。すべての面で相手のことを尊敬できなくてもまったく問題ない。 相手のある一面が尊敬できないからといって、簡単にその人との関係を断ってしまうのはとてももったいないことだ。

それよりも、相手の尊敬できる面はそのまま素直に見習って、尊敬できないところは同じような過ちを犯さないように反面教師にしてしまえばいい。そうすれば、出会う人すべてを自分の教師にできる。

他人はみな教師」という姿勢で人と付き合うと超スピードで成長できるぞ。それに、相手の気に入らない言動を目にしても

「自分はああいう言動はしないようにしよう。ヒントを与えてくださってありがとうございます。自分は同じ過ちを犯さぬよう気をつけます」

と考えられるようになればイライラが抑えられる。

尊敬できる人からは良い刺激を受け、尊敬できない人からは徹底的に学べるようになれば、あなたは完全無欠のスーパー人間に近づいていける。

ストレスゼロの生き方
Testosterone(テストステロン)
1988年生まれ。学生時代は110キロに達する肥満児だったが、米国留学中に筋トレと出会い、40キロ近いダイエットに成功する。大学時代に打ち込んだ総合格闘技ではトッププロと生活をともにし、最先端のトレーニング理論とスポーツ栄養学を学ぶ。現在は社長として働きつつ、筋トレと正しい栄養学の知識を日本に普及させることをライフワークとしている。2014年より始めたツイッターは2019年10月時点でフォロワーが88万人を突破。『筋トレが最強のソリューションである』(U-CAN)、『超筋トレが最強のソリューションである』(文響社)など、著書多数。

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