(本記事は、たけぞうの著書『50億稼いだおっさんが教える 月5万稼ぐ株投資』ぱる出版の中から一部を抜粋・編集しています)

テクニカルとファンダメンタルズ 結局、どっちがいいの?

投資を始めようとしている人に「ファンダメンタルズとテクニカルのどちらを使えばいいですか」という質問を受けることがあります。私は「どちらでもかまいません」と答えます。無責任な答えではなく、投資活動に決まりはなく、その人その人の自由だと思うからです。

テクニカルも、ファンダメンタルズも、できれば少しでもいいから両者を勉強してみましょう。そのうえで自分の考え方にピッタリだと思うほうを選べばいいのです。

どちらか一方に限る必要はありません。ファンダメンタルズを中心にテクニカルも参考にしても、テクニカルをメインにしてファンダメンタルズを参考にしても、それはみなさんの自由です。

これが自分の投資スタイルにあっていると思えるものがあればそれを使ってください。ただし、注意することがあります。

テクニカルではさまざまな指標を使って投資判断をしますが、あれもこれもと指標を見すぎると迷って決断できなくなってしまうということです。

この指標では現在の株価は割安、でもこっちの指標では買われ過ぎなど、指標によって食い違うことがあるからです。何か1つか2つ、自分が信じられる指標を見つけ、それを軸に売買を判断するとうまくいくことがあります。

その反対に、この指標を使うとマイナスになるから、自分は使わないというのがあってもいいかもしれません。

テクニカルの本で覚えた指標を全部使うのではなく、これを使えば利益が上がりや すいという指標を見つけ、使い続けることをお勧めします。

50億稼いだおっさんが教える 月5万稼ぐ株投資
たけぞう
個人投資家。1988年、中堅証券会社に入社、4年間の“場立ち”を経て、20年間以上、証券ディーラーとして活躍。多いときには約10億円の資金運用を託され、過呼吸になるような重圧と戦いながら約50億円の収益を上げる。2000年、光通信〈9435〉の20日連続ストップ安の記録的下落を直前で回避、2018年まで約30年間勤務したのち、独立して個人投資家に。
日常の生活実感から銘柄を絞り込む「アリの視点」と、国策から未来の投資キーワードを予測する「タカの視点」の2本を柱としつつ、徹底したリスク管理による投資法で着実に利益を積み重ねる。「誰にでも、わかりやすく」にこだわり、ラジオ、セミナーなど多くの舞台で投資手法を伝え、一人でも多くの初心者が、株で収益を上げられるように日々活動を行っている。twitterのフォロワー数は約6万。
Twitter:@noatake1127


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