NISAを活用したミニ株投資には、どのようなメリットがあるのでしょうか。注意点とあわせて詳しく解説します。なお、ミニ株はすべての証券会社で取り扱っているわけではありません。ミニ株投資ができる証券会社もチェックしましょう。

目次

  1. NISAでミニ株投資をするメリット
    1. 非課税投資枠の中で複数の銘柄に投資ができる
    2. 非課税投資枠を使い切りやすい
  2. NISAでミニ株投資をするデメリット
    1. リアルタイムでの売買はできない
    2. 株主優待の有無は銘柄により異なる
    3. 非課税投資枠の再利用はできない。頻繁な売買をする場合は注意
  3. ミニ株はNISAで投資しよう!おすすめの証券会社ランキング
  4. ミニ株を取り扱う証券会社4社を紹介
    1. ネット証券口座開設数1位:SBI証券
    2. auユーザー必見!取引手数料が割引:auカブコム証券「プチ株」
    3. コストを抑えた効率的な資産運用:マネックス証券「ワン株」
    4. 100万円未満の買付は手数料が無料!:日興フロッギー「キンカブ」
  5. 単元未満で取引ができるミニ株とは?
    1. 少額での取引が可能になる
    2. 分散投資を目指せる
    3. 投資初心者が経験を積むのに最適

NISAでミニ株投資をするメリット

非課税投資枠の中で複数の銘柄に投資ができる

ミニ株をNISAで投資するメリットの1つめは、非課税投資枠の範囲内で複数の銘柄に投資ができる点です。単元株での株式投資では、120万円の非課税投資枠内で1銘柄もしくは、2銘柄しか購入できないケースもあるでしょう。しかしミニ株であれば、120万円の非課税投資枠のなかでも、複数の銘柄に投資できます。

NISAで株式投資をするにあたり、分散投資したい人や複数の銘柄への投資を楽しみたい人は、ミニ株を活用すると便利です。

非課税投資枠を使い切りやすい

ミニ株をNISAで投資するメリットの2つめは、非課税枠を上手に使い切りやすい点です。数万円程度の非課税投資枠が残っている場合、100株からしか買えない単元株では購入できる銘柄が限られてしまいます。そのため欲しい銘柄が見つからず枠が残ってしまうケースもありますが、少額で購入できるミニ株であれば、1株から購入できるので調整しやすく、非課税制度を無駄にすることがありません。非課税投資枠を使い切り制度を十分に活用するには、ミニ株を投資資産に組み入れると効果的だといえます。

NISAでミニ株投資をするデメリット

リアルタイムでの売買はできない

注意点の1つめは、リアルタイムでの売買ができない点です。単元株での株式投資では、証券取引所での取引状況や株価の推移を見ながら、リアルタイムで売買ができます。そのため、投資家が希望する株価での売買の成立を目指せます。

一方、ミニ株の取引では、当日もしくは翌営業日の前場・後場の価格で約定します。そのため注文時には、売買に適用される株価が決定しません。値動きによっては、想定よりも高い、もしくは低い価格で約定される可能性がある点には注意しましょう。

なお、注文受付時間や適用される価格は、証券会社により異なります。詳細は、取引する証券会社であらかじめ確認することが重要です。

株主優待の有無は銘柄により異なる

注意点の2つめは、株主優待を受け取れる銘柄がそれほど多くない点です。多くの株主優待は、単元株以上を保有する株主を対象としています。そのため単元未満株のミニ株は、株主優待の対象とならないケースが多いのです。

株主優待の対象となる株数や保有年数は、銘柄ごとに決まっています。銘柄によっては、1株から株主優待を受け取れるものもあります。ミニ株投資で株主優待を楽しみたいと考えている人は、単元未満でも対象となる銘柄を選びましょう。

非課税投資枠の再利用はできない。頻繁な売買をする場合は注意

NISA口座でミニ株を投資する際には、非課税投資枠の再利用ができない点に注意が必要です。NISAでは購入した投資資産を売却しても、その分の非課税投資枠は復活しません。そのため、短期で頻繁に売買を行った場合、非課税投資枠をあっという間に使い切ってしまうことも考えられます。

たとえば、1銘柄に40万円ずつ投資をした場合、3つの銘柄を購入した時点でその年の非課税投資枠は使い切ってしまいます。先述のとおり、投資した資産を売却しても非課税投資枠は復活しません。そのため、投資資産の売却の有無に関わらず、4回目以降の取引は課税口座で行われるのです。

NISAで投資をする際には、短期で売買し値上がり益を積み上げるよりも、長期で保有することで値上がり益とあわせて配当金も受け取っていくスタイルのほうが、非課税制度を活用できるかもしれません。

SBI証券を口座開設する

ミニ株はNISAで投資しよう!おすすめの証券会社ランキング

ミニ株を利用した資産運用をするなら、NISA(ニーサ:少額投資非課税制度)の活用が有効です。NISAは、投資で得た値上がり益や配当金にかかる20%(2037年までは復興特別所得税がかかるため、20.315%)の税金が非課税になる制度です。

仮に、10万円で購入した株式で毎年1,000円の配当金を受け取り、5年後に12万円で売却したとしましょう。この場合、課税口座(特定口座および一般口座)とNISA口座では、利益の額に以下のような違いが生まれます。

▽表2.課税口座と一般NISAでの運用結果シミュレーション

  課税口座 一般NISA
配当金受取総額 3,984円 ((1,000円-20.315%)×5年) 5,000円 (1,000円×5年)
値上がり益 1万5,937円 (20,000円-20.315%) 2万円
受取利益総額 1万9,921円 2万5,000円

このように課税口座とNISAでは、受け取れる利益に大きな差が出ます。コストを抑えて効率的な資産形成を目指せるのが、NISAの魅力だといえるでしょう。

一般NISAの概要
項目 詳細
利用できる人 日本在住の20歳以上の人
非課税対象 株や投資信託などへの投資から得られる配当金・分配金および値上がり益
非課税投資枠 新規投資額で毎年120万円まで
非課税期間 最長5年
投資可能期間 2014~2023年(2024年以降は新・NISAへの移行も可能)

NISAには、「一般NISA」「つみたてNISA」「ジュニアNISA」の3つの口座がありますが、ミニ株投資ができるのは「一般NISA」です。

NISAは1人1口座しか開設できず、一般NISA・つみたてNISA・ジュニアNISAを併用することもできません。そのため既に積立NISAなどで口座開設してしまっている場合は変更する手続きが必要になります。

マネックス証券を口座開設する

ミニ株を取り扱う証券会社4社を紹介

ミニ株は、証券会社により取り扱いの有無やサービス内容が異なります。手数料や取引時間などを比較検討し、自分に合った証券会社を選んで取引をスタートしましょう。

ミニ株を取り扱う証券会社
  1. SBI証券
  2. auカブコム証券「プチ株」
  3. マネックス証券「ワン株」
  4. 日興フロッギー「キンカブ」

ネット証券口座開設数1位:SBI証券

SBI証券は、ネット証券口座開設数第1位の証券会社です。2020年10月現在、530万以上の口座が開設されています。SBI証券では、単元未満株のサービスとして、「S株」を提供しています。S株のサービス概要は、表3のとおりです。

▽表3.SBI証券「S株」のサービス概要

項目 詳細
取扱銘柄 ・東証上場銘柄:売買可 ・名証、福証、札証上場銘柄:売却のみ可
取引時間:適用される取引価格(東証上場銘柄の場合) 0時~7時:当日前場始値
7時~10時30分:当日後場始値
10時30分~13時30分:当日後場終値
13時30分~翌7時:翌営業日前場始値
手数料(税抜)/1注文ごと 約定価格×0.5%(最低手数料50円)

・SBI証券でミニ株を始めるメリットと注意点は?

SBI証券のメリットは、注文時点の株価から比較的近い価格で約定される点です。そのため、約定価格を想定しながらの取引がしやすい証券会社だといえます。

注意点は、SBI証券が提携するポイントサービスである「Tポイント」でのS株購入ができない点です。Tポイントを活用したミニ株投資をしたい人は、SBI証券とCCCマーケティングが共同出資する、SBIネオモバイル証券でS株取引をしましょう。ネオモバイル証券では、注文ごとの手数料はかかりませんが表4の月額サービス料がかかります。

▽表4.SBIネオモバイル証券の月額サービス料

月間約定代金合計額 月額サービス料(税抜)
0~50万円 200円
300万円 1,000円
500万円 3,000円
1,000万円 5,000円
100万円ごとに1,000円が加算(上限なし)

手数料や取引できる投資商品も豊富でクレカでの積み立ても可能なため口座開設しておきたい証券会社。引用元:価格.com

住信SBIネット銀行と連携しているので銀行から証券と資金移動が簡単なのは資金管理にとても利便性を感じます。引用元:価格.com

一部顧客のフル板が落ちる(画面が消える、再表示には再起動が必要)などの障害が発生した。引用元:価格.com

注文が入らない時があり、入れたい時に入れることができませんでした。引用元:価格.com

SBI証券を口座開設する

auユーザー必見!取引手数料が割引:auカブコム証券「プチ株」

auカブコム証券は、auフィナンシャルホールディングスと三菱UFJ証券ホールディングスが出資するネット証券です。auカブコム証券には、単元未満株のサービスとして「プチ株」があります。プチ株の概要は、表5のとおりです。

▽表5.auカブコム証券「プチ株」のサービス概要

項目 詳細
取扱銘柄 ・東証、名証上場銘柄:売買可 ・福証、札証上場銘柄:売却のみ可
取引時間:適用される取引価格 0時1分~10時:当日後場始値
10時1分~23時:翌営業日前場始値
23時1分~24時:翌営業日後場始値
休日:翌営業日後場始値
手数料(税抜)/1注文ごと 約定価格×0.5%(最低手数料48円)

・auカブコム証券でミニ株を始めるメリットと注意点は?

auカブコム証券のメリットは、auユーザーの現物株式取引手数料が1%割引される点です。プチ株は割引の対象とはなりませんが、将来的に単元株取引を考えている人や、プチ株をいずれは単元株まで買い増したいと考えているauユーザーは、auカブコム証券も検討しましょう。

注意点は、当日の株価で約定するには、10時までの注文が必要な点です。それ以降の注文は翌営業日の株価になるため、想定外の株価での約定となる可能性があります。

フリーETFは他社にないカブドットコム証券の魅力です。手数料もかからず、投資信託よりも保有コストが安く済みます。引用元:価格.com

WEBサイトの使い勝手がよく、投資初心者におすすめです。引用元:価格.com

口座にお金を入金したり、売却して口座から出金する時も手数料がかかる。引用元:価格.com

平日でも急にログインができなくなったりチャートの表示がおかしくなることがよくあり、システムの使い心地は良いとは言えない。もう少し利便性を考慮してほしい。引用元:価格.com

コストを抑えた効率的な資産運用:マネックス証券「ワン株」

マネックス証券は、先進的なサービスと手ごろな手数料が特徴のネット証券です。マネックス証券の単元未満株サービスは「ワン株」です。ワン株の概要を表6に紹介します。

▽表6.マネックス証券「ワン株」の概要

項目 詳細
取扱銘柄 ・東証、名証上場銘柄:売買可 ・福証、札証上場銘柄:売却のみ可
取引時間:適用される取引価格 0時~11時30分:当日後場始値
11時30分~17時:注文受付停止
17時~24時:翌営業日後場始値
休日:翌営業日後場始値
手数料(税抜)/1注文ごと 約定価格×0.5%(最低手数料48円)

・マネックス証券でミニ株を始めるメリットと注意点は?

マネックス証券のメリットは、手数料が業界最安水準な点です。手数料が安いことで、コストを抑えた効率的な資産運用を目指すことができます。

注意点は、当日の株価で約定するには11時30分までの注文が必要な点です。また、17時までは注文受付停止時間もあります。ワン株の取引をスムーズに行うには、注文時間に気をつける必要があるでしょう。

市中の証券会社と比較すると手数料も安価で、何しろインターネットで手続きできることが大きなメリットです。引用元:価格.com

一番いいのは、外国債券の種類が多いことです。為替の影響もありますが、かなりの金利であり、ある程度配当がもらえると思います。引用元:価格.com

サイトの情報が整理されておらず、わかりにくいため使いづらい。引用元:価格.com

出金や他社へ株式移管に難があり、信用取引の金利が高い。引用元:価格.com

マネックス証券の詳細はこちら(公式サイト)

マネックス証券を口座開設する

100万円未満の買付は手数料が無料!:日興フロッギー「キンカブ」

日興フロッギーは、SMBC日興証券が運営するサービスです。フロッギーが提供するキンカブの特徴は、100円から金額指定で株式を購入できることです。キンカブの概要を表7で確認しましょう。

▽表7.日興フロッギー「キンカブ」の概要

項目 詳細
取扱銘柄 東証上場銘柄 (REIT(リート:不動産投資信託)およびETF(イーティーエフ:上場投資信託)を含む)
取引時間:適用される取引価格 0時~8時:当日前場始値(2時~5時を除く)
8時~11時30:当日後場始値
11時30分~16時頃:中断
16時~24時:翌営業日前場始値
手数料(税抜)/1注文ごと 注文金額100万円以下 買付時無料/売却時 約定価格×0.5%
注文金額100万円超 約定価格×1%

・日興フロッギーでミニ株を始めるメリットと注意点は?

日興フロッギーのメリットは、100万円未満の買付手数料が無料な点です。少額ずつミニ株購入を行う人であれば、コストを抑えた取引が可能になります。また、REITやETFが投資対象となっている点も、キンカブの特徴です。そのほか、NTTドコモユーザーであれば、保有するdポイントでミニ株投資ができる点もメリットとなるでしょう。

注意点は、東証上場銘柄のみの取り扱いである点です。名証・福証・札証に上場する銘柄を取引したい場合には、気をつける必要があります。また、100万円を超えた取引をする際は手数料が高めになる点も知っておくべきポイントです。

楽天証券を口座開設する

単元未満で取引ができるミニ株とは?

ミニ株は、単元未満での株式投資が可能になるサービスです。株式投資でミニ株を利用すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。

ミニ株のメリット
  • 少額での取引が可能になる
  • 分散投資を目指せる
  • 投資初心者が経験を積むのに最適

少額での取引が可能になる

ミニ株のメリットの1つめは、少額で株式投資ができるようになる点です。

株式投資とは、企業が発行する株式に投資を行い、株価の値上がりによる売却益を狙う投資です。また株式を保有している間は、株数に応じた配当金や株主配当を得ることもできます。

株式投資は通常、企業ごとに決まっている単元株単位で取引が行われます。たとえば、株価が1,000円で単元株が100株の銘柄があったとしましょう。この場合の最小投資額は、10万円(1,000円×100株)となります。このように、通常の株式投資では銘柄によって数十万円~数百万円といった資金が必要になるのです。

1株から株の売買が可能なミニ株では、数百円~数千円の資金で株式投資をスタートできます。単元株での投資を始めるだけの資金を準備できない人でも、ミニ株を利用することで資産運用の選択肢を増やせるでしょう。

分散投資を目指せる

ミニ株のメリットの2つめは、少ない資金でも分散投資を目指せる点です。分散投資とは、複数の資産に分けて投資することで、値下がりなどにより資産が減るリスクを抑えられます。

仮に、100万円の資金で株式投資をしたとしましょう。全額を1つの銘柄に投資した場合、その銘柄が値下がりしたら損失が大きくなる可能性があります。一方、100万円で3つの銘柄を購入した場合、そのうち1つの銘柄が値下がりしたとしても、残りの2銘柄が値上がりしていたら、損益を相殺できます。このように、投資先を分けることでリスクの軽減を目指すのが分散投資なのです。

単元株で分散投資をするには、ある程度まとまった資金が必要となるでしょう。一方、ミニ株を上手に取り入れれば、少額でも分散投資を図ることができます。

投資初心者が経験を積むのに最適

ミニ株を利用するメリットの3つめは、少額で投資の経験を積める点です。株式は、企業の業績や市場・経済の状況により株価が上下します。値動きによっては大きな利益を得られる可能性もありますが、場合によっては資産が減少することも考えられます。株式投資を新しく始める投資家のなかには、最初から大きな金額で投資することに不安を感じる人もいるかもしれません。そのような場合には、ミニ株で少額から株式投資を始め、経験や知識を蓄えていくのも1つの方法です。

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N.ヤマモト
都市銀行にてファイナンシャルプランナーとして主に、富裕層の資産形成・運用相談を担当。投資信託や保険商品・債券・外貨預金の販売に携わる。その後はWEBライターとして、投資や資産形成についての情報を発信。子供の学費や老後資金作りのため、自らも20代から資産運用を続けている。