太陽光投資vs不動産投資 両者の違いを徹底検証
(画像=PIXTA、ZUU online)

第1回「究極のインカムゲイン型商品「太陽光投資」の魅力と注意点」で、太陽光投資は典型的な「インカムゲイン型商品」だと述べた。一般的に、インカムゲイン型商品の王道といえるのは不動産投資だろう。太陽光投資(野立て物件)は土地を購入して(もしくは借り上げて)、その土地に太陽光発電設備を設置するため、極めて不動産投資に近い運用方法といえる。

第4回では、投資性質が似ている不動産投資と比較しながら、太陽光投資の特徴を解説していこう。今回は株式会社フィット代表取締役の鈴江崇文氏に登場してもらう。株式会社フィットは東証マザーズに上場(証券コード:1436)している上場会社で、「個人参加型、持続可能エネルギー社会の実現」をビジョンに掲げて、クリーンエネルギー事業やスマートホーム事業を手がけている。太陽光投資に関しては、2,000万円前後の野立て物件(同社はコンパクトソーラー発電所と呼称)を個人投資家へ販売しており、太陽光投資のスペシャリストといえる存在だ。

鈴江崇文
鈴江 崇文(すずえ・たかふみ)
株式会社フィット代表取締役。1973年12月8日生まれ。徳島県徳島市出身。1997年、大手ハウスメーカー入社。注文住宅営業を担当。2001年、大手建材メーカーグループ入社。住宅フランチャイズ加盟店の指導を担当。2003年、徳島県のゼネコン入社。営業推進業務と企業改革を担当。2009年、徳島県に株式会社フィット創業。地方発で全国に展開できる事業を開始。2016年、東証マザーズ上場。好きなものは海外視察やサッカーなど。

太陽光投資と不動産投資の比較

それでは早速、太陽光投資と不動産投資を比較してみよう。双方にいえることではあるが、特に不動産投資の場合は物件による差が大きい。「都心のピカピカの新築RC(Reinforced Concrete Construction:鉄筋コンクリート造)物件」と「地方のボロボロの築古木造物件」では、物件の特徴が大きく異なることはいうまでもないだろう。そのため、下記はあくまで一般論であることにご注意いただきたい。

太陽光投資 不動産投資
物件価格 約2,000万円(一般的な野立て物件の場合) 数千万円〜数億円
諸経費 約10万円 物件価格の3%前後
融資のハードル 低い 太陽光投資よりもハードルが高いことが多い
フルローンの可能性 大きい 物件によるが、規模が大きいと1〜3割の頭金を求められることが多い
表面利回り 10%前後 4〜8%
空室リスク なし(天候の影響あり) あり
消費税還付 可能 不可能
運営管理(労力) 少ない 多い
減価償却 大きい(物件に占める設備価格が大きいため)・ 償却期間は17年 少ない(物件に占める土地価格が大きいため)・償却期間は木造22年、重量鉄骨34年、RC47年
中古市場(流動性) 存在するが、市場規模は小さい 市場規模は大きい
キャピタルゲインの可能性 期待しにくい 物件や立地によりけり
出口戦略 描きにくい 描きやすい
インフレ耐性 弱い 強い

始めやすい太陽光投資 諸経費が低いこともポイント

投資家によって年収、資産、家族構成、目標、ライフスタイル、知識などが異なるため、一概に「太陽光投資が良い、悪い」を論じることはできない。それを前提において見ていくと、まず太陽光投資は、不動産投資に比べて、手がけやすい(始めやすい)ということがいえるだろう。