貸会議室や貸オフィスを全国展開するティーケーピー。コロナ禍で企業のセミナーや宴会の中止が相次ぎ、2021年2月期は創業以来初の減収、営業赤字に陥りました。一方、今期はワクチン接種会場の運営や、フランチャイズチェーン(FC)で運営するアパホテルでのコロナ軽症者向けの一棟貸しなどによる押し上げ効果もあり、業績が回復基調に。19年に傘下に収めた「リージャス」の運営企業を通じてシェアオフィスの大型施設を積極的に増やすなど、攻めの姿勢が目立ちます。増資に踏み切り、財務基盤の強化や成長投資の加速を視野に入れる同社の河野貴輝社長がウィズコロナ時代の戦略をどう描いているのかに迫ります。

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