本記事は、JACK氏の著書『3ヵ月で20万円、6ヵ月で50万円・100万円に増やす株投資ステップ』(ぱる出版)の中から一部を抜粋・編集しています
低位株のバスケット買い
株主優待戦略はあくまでも優待月が多い2月、3月、6月、9月、12月においては、効果を発揮しますが、優待が少ないやらほとんど物色される銘柄がない月には効果が下がりますので、それ以外の手法もいくつかご紹介します。
1つは「低位株のバスケット買い」になります。
字の如く、低位株ということで株価が安いからには理由があり、業績がいいとか配当や優待がいいとか財務状況がいいというような銘柄は見当たりません。
しかし、逆に言えば、そこが改善されれば株価は一気の上昇が考えられ、待ち伏せ投資的にはさすがにこれ以上は、株価は安くならない、もしくは底は知れているだろうという観点で仕込むことができます。
また、思わぬ暴落の連れ安で、業績も悪くなく、高配当なのに、低位株の水準まで落ちてくる銘柄もリバウンド期待で大いに期待ができるところであります。
そもそも低位株とは私はボロ株というイメージを持っておりましたが、証券会社の説明や投資信託の組み込み銘柄を見ると、ボロ株と言うより、むしろ単純にその他の銘柄に比べると株価が低い銘柄のことを指すとのことでした。
【参考】
低位株とは、株価水準が低い銘柄のこと。どの程度の水準より下が低位株かという明確な定義はありませんが、近年の株価水準の場合、一般的には1単元(100株)の購入金額が10万円未満、つまり株価が1,000円程度を下回ると低位株と呼ぶことが多いようです。また、比較的多くの低位株に共通する点としては、発行済み株式数が多いなどの特徴が挙げられます。なお、少ない費用から株式投資ができる、値上がり時の上昇率が高いなどのメリットがありますが、逆に下落率も大きくなる傾向にあるといったデメリットもあります。
―日興SMBC証券HPより抜粋
戦略としては、さすがに1銘柄であると爆騰する可能性は低いことから、最低ところであります。したがって、数万円の種銭ができたら1銘柄ずつ増やしながら購入するスタンスになると思います。
実際に上の図は私が230円前後で揉んでいたセブン銀行を200株購入して、先日260円で売却したものであります。こちらはそもそも配当利回りも購入時に4.7%超ありましたから、放置してもよかったのですが、2年分の配当分の利益以上を得られることから売却したものであります。
次にエコナックホールディングスのチャートです。こちらは一度、100円を超えて利益確定をしておりましたが、再度88円で500株購入しております。
このまま吹き上がらなければ、3月まで保有して天然温泉の優待券を得るかもしれません。
他にもチャートを見てもわかるように1年に1回くらいは突然のIR(企業が株主や投資家に対し、財務状況など投資の判断に必要な情報を提供していく活動)で株価が吹き上がるANAPもこの水準であれば面白い株価位置だと思っております。
さらには、1年に何回も噴くパレモも私にとってはお宝銘柄になっております。
ここで、計上しただけでも4銘柄ありますが、基本は1円でも安く購入することと、3回までの買い増しをすることも視野に入れて頂ければリスクは、保有リスクは軽減します。
基本は、噴かなければ買ったことすら忘れるくらい永久放置のスタンスでありますが、買付の下値指値注文は勿論、自分のターゲット価格も決めて置き、購入後は売り値も1ヵ月先くらいまで発注できますので指値注文を出しておきましょう。
そのあたりは、後で株価を見て、上がったから売ろうとか噴いたら売ろうと思っても翌日には株価が下落ということが多々あるからであります。
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