配当金目的で投資をするならば、連続増配企業を探そう

配当金目的で投資をしたい場合は、どうしても高配当企業に目が向きがちだ。高配当企業の場合、配当金受取時に非常に得をした気分となるかもしれない。しかしよくチェックしてほしいのは、その配当が継続しているかどうかである。高配当企業の中には一時的なニュースで業績が上がり、スポット的に高配当を出した可能性もあるかもしれないのだ。

もし、継続して配当を受け取りたい場合は、毎期配当金を増やし続ける「連続増配企業」を探そう。連続増配企業は、安定性が高く株主還元に力を入れている企業であることが多い。また、株価の面からも大幅な下落リスクを抑えることが期待できる。経営の安定性も高く配当金を継続的に受け取れる企業ならば、長期間株式を保有し続けたい投資家にも向いているだろう。

※リコーリースも26期連続ではあるが、2000年3月期に株式分割をしている。以降の年数は21年連続となり、この記事では3位までには含めていない。

著:田尻 宏子
2級ファイナンシャル・プランニング技能士。証券外務員第一種資格保有。証券会社・生命保険会社・銀行等複数の金融機関勤務の後、2016年末からライターとして活動を開始。株式投資・生命保険の加入や見直し・クレジットカードの解説記事や家計管理についての記事、金融用語解説などの分野を中心に多数執筆。また、学生時代に取得した博物館学芸員資格をもとに日本各地の文化・歴史についての記事も執筆する。「とっつきにくい金融情報を分かりやすく正確に読者にお伝えする」「どんな分野でも誰もが読みやすい記事を書く」をモットーとする。
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