この記事は2022年5月24日(火)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「志摩力男氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
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(画像=PIXTA)
2022年5月24日(火)の午後12時すぎに現役トレーダーの志摩力男さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
志摩力男 慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006〜2008年ドイツ証券など、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任。そのあと、香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立後は世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現役トレーダーとして活躍中。 |
現在の為替相場の傾向や相場観
基本的には米ドル/円の調整期間が続くという方向で考えていたが、現在、127円は堅く、128円が重いという状況となり、煮詰まってきている。
ただどちらかにブレイクすると走るとも思えないため、だんだん狭いレンジになっていき、横ばいマーケットが続くと考えたい。
現在の為替相場の戦略やスタンス
ここ最近の大きな変化としては、欧州の利上げがほぼ決定的になったということ。
先週、ビルロワドガロー仏中銀総裁がユーロの実効レートを持ち出し、弱いユーロはECBの政策目標に反すると明確に反対して以来、欧州の当局者はこれ以上のユーロ安は容認できないという姿勢になってきた。
ただ、トレードとしては飛びついてユーロを買って大きな反発を狙うというよりは、しっかりと押し目を買っていったほうがよさそうだ。
方針としては、ユーロ/円を135~136円の間で買って、140円方向を目指すのを待ちたい。
▽ユーロ/円の日足チャート
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(画像=羊飼いのFXブログ)
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。