銃規制のジレンマも 再出馬なるか?
バイデン米大統領が支持率回復に向けて取り組むべき問題は山とある。
6月下旬には30年ぶりに銃規制を強化する法案に署名した。しかし、大多数の国民は規制強化を支持する一方で、共和党議員が銃の所有を支持する住民の多い選挙区から選出される傾向が強いという複雑な背景もある。
さらに、総額60億ドル(約8,172億201万円)相当の連邦学費ローンの債務取り消しを求め債務者20万人が教育省を起訴していた問題を巡り、帳消しする意向を表明したが、米国の公的債務残高は6月時点で30兆5,685億ドル(約4,163兆4,522億円)と過去最高記録を更新し続けている。
次期大統領選への再出馬の意欲を繰り返し表明してきたバイデン大統領だが、どうやら茨の道のりとなりそうだ。
文・アレン琴子(英国在住のフリーライター)