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近年、スマホ証券と呼ばれるスマホで気軽に株式や投資信託などの取引ができるサービスを提供する証券会社が増えています。
「資産運用(投資)の必要性は感じているけどなかなか始められない」という人にとって、スマホ証券が提供するサービスは投資を始める良いきっかけとなるでしょう。
本記事では、スマホで投資を始めたいという方のためにおすすめのスマホ証券会社をご紹介します。
目次
スマホ証券とネット証券の違い
スマホ証券とネット証券の違いは、はじめからスマホでの取引を想定して設計されたサービスかどうかという点です。スマホ証券では、口座開設から取引資金の入金、株式や投資信託などの売買、出金、さらには投資情報の収集までスマホで完結できます。
ネット証券が提供するスマホアプリでも株式や投資信託の取引が可能な場合もありますが、スマホ証券の方がアプリのデザインや機能がシンプルに洗練されており、初心者でも取引しやすい傾向が見られます。
実際、大手ネット証券のSBI証券は、株アプリについて豊富な情報量やさまざまな機能による利便性を訴求しています。
一方、大和証券グループのスマホ証券「CONNECT」は、直感的な操作体験で操作の心地よさが自慢とアピールしている点でSBI証券とは異なる訴求です。
これからスマホで投資を始めたい場合、情報量や機能性の高さを重視するならネット証券、アプリの使いやすさ(取引のしやすさ)を重視するならスマホ証券といった選び方をするとよいでしょう。
もちろん、スマホ証券で株式や投資信託の取引に慣れてきたら、ネット証券での取引にチャレンジするという流れも1つの手です。
スマホ証券の選び方
同じ国内株を取引するにしても、どのスマホ証券を選ぶかによって取引できる銘柄の数や負担する手数料の金額などが異なります。
また、そもそも投資に使おうとしている端末(機種)が提供されているアプリに対応していない場合があります。そこでスマホ証券を選ぶ際には、次のようなポイントを意識して選ぶようにしましょう。
- 手数料が安いか
- 取扱商品数が多いか
- アプリが機種に対応しているか
手数料が安いか
スマホ証券選びで気をつけておきたいポイントが、取引コスト(手数料やスプレッド)が安いかどうかです。仮に1株1,000円(市場価格)の銘柄を1株購入するとき、取引コストが0円のスマホ証券もあれば5円のスマホ証券もあります。
5円の差であれば少額だと感じて手数料の差を気にしない人もいるかもしれませんが、仮に毎月10万円分の取引をした場合は1年間で6,000円ほど差が出るため注意が必要です。
なお、スマホ証券各社の取引コスト(手数料やスプレッド)は後述していますので、ぜひ参考にしてみてください。
取扱商品数が多いか
いくら手数料が安いスマホ証券であっても、実際に投資したい商品や銘柄に投資できなければ意味がありません。例えば、本記事で紹介するスマホ証券では、すべて国内株の取引が可能です。
一方、LINE証券やSBIネオモバイル証券(ネオモバ)では米国株の取引ができません。このように、スマホ証券を選ぶときは取引したい商品や銘柄を取り扱っているか、事前に確認しておくことが重要です。
アプリが機種に対応しているか
スマホ証券はスマホを利用して株式や投資信託の取引を行うことが前提とされています。もしiPadやタブレットを利用して取引したいと考えている人は注意が必要です。
例えば、LINE証券はiPadやタブレットについて推奨環境外としています。つまりiPadやタブレットでは取引がうまくできないことがあるため、注意しておきましょう。
なお、iPad、タブレットはLINE証券の推奨環境外です。
引用元:LINE証券|ヘルプセンター
推奨環境外の利用については、動作保証およびサポートは行っていません。
おすすめのスマホ証券ランキング
おすすめのスマホ証券をランキングにして紹介していきます。各社独自の特徴を紹介していきますので、ぜひスマホ証券選びに役立ててみてください。
- LINE証券(いちかぶ)
- CONNECT(ひな株)
- SBIネオモバイル証券(S株)
- 日興フロッギー(キンカブ)
- PayPay証券
LINE証券(いちかぶ)
取扱商品 | 手数料(税込) | NISA・つみたてNISA | ポイント投資 |
---|---|---|---|
投資信託 | 購入手数料は無料 | つみたてNISA | LINEポイント |
国内株 現物取引(単元未満株) | 日中往復0.7%(スプレッド) | - | LINEポイント |
国内株 現物取引(単元株) | 55~1,070円 | - | LINEポイント |
国内株 信用取引(単元株) | 0円 ※諸費用の負担あり | - | LINEポイント |
IPO | 抽選・購入手数料は無料 | - | LINEポイント |
米国株 | - | - | - |
おすすめする理由
LINE証券をおすすめする理由は、単元未満株サービスが充実しているからです。LINE証券では1株から株の取引ができる「いちかぶ」を利用できます。
一般的な株式の取引は100株単位で行うため、仮に株価が3,000円の銘柄なら30万円ないと取引ができません。一方、「いちかぶ」なら株価3,000円の銘柄を3,000円から取引可能です。
それだけでなく、LINE証券の単元未満株サービス「いちかぶ」は業界最低水準の取引コストで、多くの銘柄をリアルタイムに取引できるのが大きなメリットです。
手数料については、日中であれば購入時0.35%、売却時0.35%のスプレッドで往復0.7%となります。仮に株価1,000円の銘柄を「いちかぶ」で売買するとき、1,004円で購入して996円で売却することになります。(端数処理は購入時切り上げ、売却時切り捨て)
スプレッド分だけ高く買って安く売るというのがスプレッドの仕組みです。PayPay証券やCONNECTの場合は片道0.5%ですから、1,005円で購入して995円で売却することになります。
取引コストはLINE証券の方が安いことがわかりましたが、取引できる銘柄の数もLINE証券が下記2社を上回っています。
LINE証券(いちかぶ) | 約1,500銘柄 |
---|---|
PayPay証券 | 173銘柄 |
CONNECT(ひな株) | 約300銘柄 |
このように、LINE証券は代表的なスマホ証券2社と比べても単元未満株サービスが充実しているのがおすすめポイントです。
- 1株単位でリアルタイムに取引できる銘柄が業界最多水準で、取引コストも業界最低水準
- LINEポイントを入金して取引できる(ポイント投資)
- つみたてNISAにも対応している
- 米国株の取引ができない
- 一般NISAに対応していない
- つみたてNISAで選べる銘柄が9銘柄に限定されている
LINEから開けて株を1株単位で取引でき、操作も簡単です。
引用元:価格.com
企業情報は割と本格的な情報が載っていて、当初のイメージより機能も充実していました。
他の証券会社もいくつか作ってみましたが、口座開設の簡単さと購入の簡単さには驚きました。
引用元:価格.com
毎日ポートフォリオでどのくらい増えたのか見るのが今では楽しみです。
アプリが使いにくく、突然lineの他のサービスのページに移ってしまう場合があるので不便です。
引用元:価格.com
投資信託の種類が少ないので、もっと増やしてほしい。
引用元:価格.com
CONNECT(ひな株)
取扱商品 | 手数料(税込) | NISA・つみたてNISA | ポイント投資 |
---|---|---|---|
投資信託 | 購入手数料は無料 | つみたてNISA | - |
国内株 現物取引(単元未満株) | 日中往復1.0%(スプレッド) | NISA | dポイント |
国内株 現物取引(単元株) | 0.033%(上限660円) ※毎月10回以上無料 | NISA | - |
国内株 信用取引(単元株) | 0.033%(上限330円) ※毎月10回以上無料 ※諸費用の負担あり | - | - |
IPO | 抽選・購入手数料は無料 | - | - |
米国株(単元未満株) | 日中往復1.4% | NISA | dポイント |
おすすめする理由
CONNECTのおすすめポイントは、dポイントを使って投資ができる点です。dポイントが貯まっていれば、現金を使わずdポイントだけで「0円投資」もできます。
また、CONNECTでは国内株の現物取引(単元株)や信用取引に使える手数料無料クーポンが毎月10枚もらえます。余ったら次月繰越可能です。
1株単位で取引する「ひな株」だけでなく、100株単位の取引にチャレンジしようとしたときにも、月10回まで手数料無料なのでチャレンジしやすくなります。
さらにCONNECTではNISAとつみたてNISAどちらにも対応しているので、どちらか一方を選んで非課税での取引が可能です。
- dポイントで1ポイントから投資できる
- 株式取引の手数料が無料になるクーポンがもらえる
- NISAとつみたてNISAどちらにも対応している
- 手数料無料でリアルタイムの入金ができない
- ひな株や投資信託の取扱銘柄数が少なめ
- 米国株取引時の取引コストや為替コストが高め
dポイントを投資に回せるのが最大のメリットです。期間限定dポイントも使えます。
引用元:価格.com
注文やメニュー画面が非常にシンプルでかつ分かりやすかった。
引用元:価格.com
文字が大きかったりアイコンが大きいので他の証券会社のサイトのように字で溢れかえっていることもなく良かった。
売ってから何営業日以内に口座にお金が入るのか一言案内文が出ても良かったかなと思いました。そこがわかりにくかったです。
引用元:価格.com
手数料が他の証券会社と比べて高いと感じた。
引用元:価格.com
SBIネオモバイル証券(S株)
取扱商品 | 手数料(税込) | NISA・つみたてNISA | ポイント投資 |
---|---|---|---|
投資信託 | - | - | - |
国内株 現物取引(単元未満株) | 月50万円以下なら月額220円 | - | Tポイント |
国内株 現物取引(単元株) | 月50万円以下なら月額220円 | - | Tポイント |
国内株 信用取引(単元株) | 月50万円以下なら月額220円 ※諸費用の負担あり | - | - |
IPO | 抽選・購入手数料は無料 | - | - |
米国株 | - | - | - |
おすすめする理由
SBIネオモバイル証券(ネオモバ)のおすすめポイントは、Tポイントを1ポイントから使って国内株に投資できる点です。CONNECTはdポイントでしたが、SBIネオモバイル証券はTポイント投資ができます。
また、SBIネオモバイル証券は月額定額制のサービスである点も特徴的です。具体的には、株式取引金額が月50万円までなら月額220円(税込)となっています。毎月200円相当のTポイントがもらえるので、実質20円と捉えることもできるでしょう。
さらに、SBI証券では取り扱っていない単元未満株(1単元以下の株式)の定期買付にも対応しています。単元未満株(1単元以下の株式)とは、通常100株から株式市場で買える株を1単元として、1単元に満たない株式を単元未満株といいます。
単元未満株の取引ができるということは、100株以下でも株を買えるため、低コストで株式取引が可能です。
国内株(単元未満株)への積立投資は、LINE証券やPayPay証券、CONNECTは対応していないため、スマホで少額から株式に積立投資したい人にとっては貴重なサービスだといえます。
- Tポイント1ポイントから国内株に投資できる
- 株式取引金額が月50万円までなら月額220円(実質20円)で利用できる
- 100円から国内株に積立投資できる
- 手数料無料でリアルタイム入金できるのは住信SBIネット銀行のみ
- 投資信託や米国株には投資できない
- NISAやつみたてNISAには対応していない
初心者向けなので、アプリ自体もわかりやすく株に詳しくない私でも簡単に使いこなすことが出来ました。
引用元:価格.com
ポイントを使って株を購入する際も、簡単に買えるので初心者でも安心して取引が出来ました。
月額220円で月50万円までの取引が可能なので、非常に安くて良い。
引用元:価格.com
さらに220円はTポイントとして還元されるので、少額の取引なら実質手数料は無料。
優待詳細があるがお気に入りが50銘柄と少ないのでもっと増やして欲しいと思う。
引用元:価格.com
単元未満株は指値での注文が出来きないため、その点が改善されればさらに使いやすくなると思う。
引用元:価格.com
日興フロッギー(キンカブ)
取扱商品 | 手数料(税込) | NISA・つみたてNISA | ポイント投資 |
---|---|---|---|
投資信託 | ファンドによって異なる | NISA・つみたてNISA | - |
国内株 現物取引(単元未満株) | 100万円以下:買付時無料、売却時0.5%(スプレッド) 100万円超:買付時1.0%、売却時1.0% | NISA | dポイント |
国内株 現物取引(単元株) | 137~27,500円 | NISA | - |
国内株 信用取引(単元株) | 0円 ※諸費用の負担あり | NISA | - |
IPO | 抽選・購入手数料は無料 | NISA | - |
米国株 | - | - | - |
おすすめする理由
日興フロッギーとは記事から株が買える投資サービスで、利用するためにはSMBC日興証券で口座を開設して日興イージートレードの契約が必要です。つまり日興フロッギーは、SMBC日興証券のオンライン取引サービスの一部といえます。
日興フロッギーのおすすめポイントは、記事から株が買えるというサービス自体はもちろん、NISA口座で100円から国内株に積立投資ができる点です。単元未満株の積立サービスはSBIネオモバイル証券にもありましたが、SBIネオモバイル証券はNISA口座に対応していません。
取引コスト(スプレッド)についても100万円以下の取引なら買付時無料なので、100円から取引コストを抑えた積立投資が可能です。さらに、100株(単元株)に達したら単元株として売却できるため、本来0.5%のスプレッドがかかるところ最小137円(税込)の手数料負担で売却できます。
- 100円からdポイントで単元未満株に積立投資できる
- 100万円以下なら買付時手数料が無料
- リアルタイムの価格では取引できない
- スマホでは米国上場株式を取引できない
PayPay証券
取扱商品 | 手数料(税込) | NISA・つみたてNISA | ポイント投資 |
---|---|---|---|
投資信託 | ファンドによって異なる | - | - |
国内株 現物取引(単元未満株) | 日中往復1.0%(スプレッド) | - | - |
国内株 現物取引(単元株) | - | - | - |
国内株 信用取引(単元株) | - | - | - |
IPO | 抽選・購入手数料は無料 | - | - |
米国株 | 現地立会時間内:往復1.0% 現地立会時間外:往復1.4% | - | - |
おすすめする理由
PayPay証券のおすすめポイントは、多くの金融機関からチャージできるPayPay残高(PayPayマネー)で「おいたまま買付」ができる点です。
PayPay証券の入金方法は入金専用口座への銀行からの振込が原則ですが、銀行振込ではなくPayPayにチャージすると、振込手数料を負担せず投資を始められます。
670以上の金融機関からチャージして使えるPayPayマネーで、日米株が購入できます。
引用元:PayPay証券|おいたまま買付サービス
多くの金融機関から手数料無料かつリアルタイムにPayPayにチャージできますが、楽天銀行からはチャージできないことに注意しておきましょう。
また、PayPay証券では日本株はもちろん、米国株に1,000円単位の金額指定で積立投資ができることがメリットです。米国株への積立投資は、本記事で紹介しているスマホ証券で唯一対応しています。
ちなみに、PayPay証券はPayPayアプリにおけるミニアプリにおいて有価証券の売買ができるサービス「PayPay資産運用」を2022年8月2日に提供開始しました。PayPay証券アプリではなくPayPayアプリ内のミニアプリから、PayPayマネーを使って米国ETFに100円から投資できます。
PayPay証券アプリでは1,000円以上1,000円単位での取引であるため、PayPayアプリからなら、より少額で投資しやすくなりました。
- 多くの金融機関からチャージできるPayPay残高で「おいたまま買付」ができる
- 米国株に1,000円単位の金額指定で積立投資ができる
- 「PayPay資産運用」なら100円以上1円単位で米国ETFに投資できる
- 一般的な株式取引(単元株)ができない
- 米国株の取引コストを抑えるためには22:30~翌5:00(夏時間)に取引する必要がある
- 米国株の取引をする際に負担する為替レートへの加算・減算が35銭と高め
やはりアメリカの株が買えるというのが魅力的だと思います。非常に便利です。
引用元:価格.com
特筆すべきは画面の見やすさで、デザイン的にもストレスがないですし、含み損や含み益も一眼でわかりやすいのが気に入っています。
引用元:価格.com
購入手数料ばかりでなく、出金手数料も高い。せめてPayPay銀行への出金手数料は無料のような配慮が欲しい。
引用元:価格.com
買い付け、売却ともにパスワードの入力時間が短すぎてとても使いにくいと感じました。
引用元:価格.com
スマホで投資できるネット証券ランキング
ここまでスマホ証券のおすすめを紹介してきましたが、これから紹介するネット証券もスマホでの投資が可能です。
スマホで投資できるネット証券ランキングを紹介していきますので、スマホ証券だけでなくネット証券での取引も検討してみましょう。
- 楽天証券
- SBI証券
- マネックス証券
- auカブコム証券
- 松井証券
楽天証券
スマホアプリ名 | iSPEED |
---|---|
対応機種 | iPhone / Android / iPad |
取引できる商品 | 国内株(現物取引・信用取引) 米国株(現物取引・信用取引) |
チャート機能 | あり |
スクリーニング機能 | あり |
通知機能 | あり(株価アラート通知) |
ニュース情報 | ロイター、フィスコ、株式新聞、日経テレコン |
使いやすさ | ◯(初心者にもおすすめ) |
機能性 | ◯(中・上級者にもおすすめ) |
楽天証券は単独で口座数805万を超える大手ネット証券会社です。楽天証券はスマホアプリとして「iSPEED」を提供しており、1つのアプリだけで日米株を取引できます。
おすすめする理由
楽天証券のiSPEEDは、1つのアプリだけで日米株の取引ができるだけでなく、iPadにも対応しています。そのため、iPadでチャートを見たり、情報収集したりしながらの取引が可能です。
さらにiSPEEDから日経テレコンに遷移することで、日経テレコンを利用できます。
- 日経テレコンを利用できる
- iPadにも対応している
- チャートやスクリーニング、アラート機能など充実している
- 横画面表示ができない
- 楽天証券総合取引口座の開設
- App StoreやGoogle Playストアからアプリをインストール
- ログインIDとパスワードを入力してログイン
ぱっとみ見やすくて良かったと思います。手数料も安いみたいなのでこれから色々と使ってみたいと思いますね。
引用元:価格.com
スマートフォン・パソコン両方で利用しているが、サイトは見やすく非常に使い勝手の良い証券会社だと感じている。
引用元:価格.com
口座の解約が書面でしか受け付けてなく、非常に手間がかかった。
引用元:価格.com
FXで誤動作と思われる酷いスプレッドが表示されたことがあり、スプレッドの開きを他社と比べると安定してるとは思えません。
引用元:価格.com
SBI証券
スマホアプリ名 | 株アプリ |
---|---|
対応機種 | iPhone / Android |
取引できる商品 | 国内株(現物取引・信用取引)、PTS、 単元未満株(S株) |
チャート機能 | あり |
スクリーニング機能 | あり |
通知機能 | あり(株価アラート通知・イベント通知) |
ニュース情報 | ロイター、株式新聞、みんかぶニュース |
使いやすさ | ◯(初心者にもおすすめ) |
機能性 | ◯(中・上級者にもおすすめ) |
SBI証券は、SBIネオモバイル証券やSBIネオトレード証券などをあわせて約883万口座を数える大手ネット証券です(2022年6月末)。取扱商品の幅や銘柄数、手数料の安さなど総合力が高く、多くのユーザーから人気を得ています。
おすすめする理由
SBI証券の株アプリは、登録銘柄についてリストやチャートボード、株価ボードなどの表示方法で状況がすぐわかる点がおすすめポイントです。
また、銘柄検索の際は「テーマ投資」も利用可能で、例えば「10連休」というテーマで検索すると旅行関係銘柄が表示されます。
- 単元未満株(S株)の取引ができる
- 1万銘柄まで登録できる
- 約定通知や企業情報通知などプッシュ通知が充実している
- 米国株の取引は別のアプリが必要
- 使いにくいという声もある
- テクニカル指標の搭載数が少ない
- SBI証券で口座を開設
- App StoreやGoogle Playストアからアプリをインストール
- ユーザーネームとパスワードを入力してログイン
手数料や取引できる投資商品も豊富でクレカでの積み立ても可能なため口座開設しておきたい証券会社。
引用元:価格.com
住信SBIネット銀行と連携しているので銀行から証券と資金移動が簡単なのは資金管理にとても利便性を感じます。
引用元:価格.com
一部顧客のフル板が落ちる(画面が消える、再表示には再起動が必要)などの障害が発生した。
引用元:価格.com
注文が入らない時があり、入れたい時に入れることができませんでした。
引用元:価格.com
マネックス証券
スマホアプリ名 | マネックストレーダー株式 スマートフォン |
---|---|
対応機種 | iPhone / Android |
取引できる商品 | 株式取引(現物取引・信用取引) |
チャート機能 | あり |
スクリーニング機能 | あり |
通知機能 | あり(株価アラート通知・約定通知) |
ニュース情報 | TDNET、みんかぶニュースなど |
使いやすさ | ◯(初心者にもおすすめ) |
機能性 | ◯(中・上級者にもおすすめ) |
マネックス証券は、口座数約217万(2022年7月末)を誇る大手ネット証券です。投資信託のクレカ積立はマネックスカードで還元率1.1%と、主要ネット証券5社において、年会費無料で保有できるカードとしては最高水準となります。
おすすめする理由
マネックス証券の「マネックストレーダー株式 スマートフォン」は、銘柄を30のフォルダにそれぞれ30銘柄(最大900銘柄)登録できる点がおすすめポイントです。自分なりの銘柄グループを作って銘柄の情報を収集することができます。
- 株価がリアルタイム自動更新
- 銘柄画面から画面スライドで注文メニューを呼び出せる
- マネックスレポートを閲覧できる
- 株価がリアルタイム自動更新なのでバッテリーの減りが早いという声がある
- 単元未満株(ワン株)は取引できない
- 板発注ができない
- マネックス証券で口座を開設
- App StoreやGoogle Playストアからアプリをインストール
- ログインIDとパスワードを入力してログイン
市中の証券会社と比較すると手数料も安価で、何しろインターネットで手続きできることが大きなメリットです。
引用元:価格.com
一番いいのは、外国債券の種類が多いことです。為替の影響もありますが、かなりの金利であり、ある程度配当がもらえると思います。
引用元:価格.com
サイトの情報が整理されておらず、わかりにくいため使いづらい。
引用元:価格.com
出金や他社へ株式移管に難があり、信用取引の金利が高い。
引用元:価格.com
auカブコム証券
スマホアプリ名 | kabu STATION |
---|---|
対応機種 | iPhone / Android |
取引できる商品 | 国内株(現物取引・信用取引) 先物取引 オプション取引 |
チャート機能 | あり |
スクリーニング機能 | あり |
通知機能 | あり(株価アラート通知) |
ニュース情報 | ロイター、株式新聞、みんかぶニュース、フィスコ |
使いやすさ | ◯(初心者にもおすすめ) |
機能性 | ◯(中・上級者にもおすすめ) |
auカブコム証券は、大手ネット証券で唯一システムの完全内製化を果たしている、メガバンク(MUFG)とメガ通信キャリア(KDDI)のグループ会社です。
単元未満株にPontaポイントで投資でき、買付手数料無料で積立投資できます。
おすすめする理由
auカブコム証券の取引アプリ「kabu STATION」は、外出先でもよりスピーディーでストレスフリーな注文ができる点がおすすめポイントです。
発注方法はフリックメニューにより2WAY注文、板発注、発注パネルの3つから自分に合った発注方法を選べます。
- フリックメニューでシームレスな発注操作が可能
- 横向きチャートに対応
- 先物・オプション取引にも対応
- App Storeでの評価は高くない
- iPadは対象外
- auカブコム証券で口座を開設
- App StoreやGoogle Playストアからアプリをインストール
- ログインIDとパスワードを入力してログイン
フリーETFは他社にないカブドットコム証券の魅力です。手数料もかからず、投資信託よりも保有コストが安く済みます。
引用元:価格.com
WEBサイトの使い勝手がよく、投資初心者におすすめです。
引用元:価格.com
口座にお金を入金したり、売却して口座から出金する時も手数料がかかる。
引用元:価格.com
平日でも急にログインができなくなったりチャートの表示がおかしくなることがよくあり、システムの使い心地は良いとは言えない。もう少し利便性を考慮してほしい。
引用元:価格.com
松井証券
スマホアプリ名 | 松井証券 株アプリ |
---|---|
対応機種 | iPhone / iPad / Android |
取引できる商品 | 株式取引(現物取引・信用取引) |
チャート機能 | あり |
スクリーニング機能 | あり |
通知機能 | あり(株価アラート通知・約定通知) |
ニュース情報 | TDNET、みんかぶニュースなど |
使いやすさ | ◯(初心者にもおすすめ) |
機能性 | ◯(中・上級者にもおすすめ) |
松井証券は、無期限信用取引やデイトレーダー向けの一日信用取引など、革新的なサービスに取り組んできた歴史と実績のある大手ネット証券です。
おすすめする理由
松井証券の株アプリは、株主優待検索やテーマ検索、こだわりサーチなど、さまざまな切り口から銘柄を探せる点がおすすめポイントです。テクニカル指標も20種類搭載されているため、テクニカル分析にも役立ちます。
- 銘柄検索機能が充実
- 株主優待獲得に便利なクロス注文も簡単に発注できる
- 4分割チャートの表示が可能で横画面にすることもできる
- 米国株や投資信託など、他の取引には別のアプリが必要
- ニュース配信元がやや少ない
- 松井証券で口座を開設
- App StoreやGoogle Playストアからアプリをインストール
- ログインIDとパスワードを入力してログイン
10万円以下の取引は手数料無料なのが嬉しいですね。ツールがシンプルで使いやすく、電話でのサポートも迅速&丁寧に 対応してくれるのでお勧めの証券会社です。
引用元:価格.com
少額投資で手数料0円は素晴らしいです。少額で色々勉強するには非常に良い証券会社です。
引用元:価格.com
残高照会(保有株式の確認)が現物売の個所からしかできないのが不便。
引用元:価格.com
投資情報を紹介する動画が多いが、文字情報のページが少ないように感じる。 見方が分からないだけかもしれないが、その場合は情報への導線が不十分だと思う。
引用元:価格.com
スマホ証券のメリット
スマホ証券のメリットとして次の3つが挙げられます。具体的に確認していきましょう。
- 少額で取引しやすい
- 外出先でも取引できる
- パソコンがなくても取引できる
少額で取引しやすい
スマホ証券各社はそれぞれサービスが異なるものの、単元未満株の取引サービスを充実させている傾向にあります。そのため、100株単位で取引をする一般的な株式投資より少額から気軽に取引を始められます。
外出先でも取引できる
スマホ証券では、スマホアプリを通じて株式や投資信託の取引をすることが前提です。そのため、自宅にいるときだけでなく、外出先でも問題なく取引ができます。
外出先でも取引できることは、取引チャンスを逃さないというメリットにもつながるでしょう。
パソコンがなくても取引できる
楽天証券やSBI証券などの大手ネット証券は、PC向け取引ツールが充実しています。一方、スマホ証券はスマホアプリでの取引が前提なので、パソコンがなくても十分に取引可能です。
PCを使って取引するのが難しそうだと感じている人にとって、普段使い慣れているスマホによる直感的な操作で株式や投資信託を取引できることは、大きなメリットとなるでしょう。
スマホ証券のデメリット
スマホを使って気軽に少額から投資できるなどのメリットを持つスマホ証券ですが、他の証券会社と比べてデメリットもあります。それぞれ紹介していきますので、事前に把握しておきましょう。
- 取扱銘柄数が限られる
- NISA・つみたてNISAに対応していない場合がある
- デスクトップの方が機能性は勝る
取扱銘柄数が限られる
スマホ証券は、大手ネット証券と比べると取扱銘柄数が限られていることがデメリットです。
投資信託の取扱銘柄数で比べると、SBI証券は2,658銘柄の取り扱いがあるのに対し、LINE証券は33銘柄、PayPay証券では2銘柄となっています(2022年8月21日確認時点)。
また、LINE証券は国内株の現物取引において、100株単位の取引では約3,700銘柄の取引が可能ですが、1株から取引できる単元未満株ではLINE証券(いちかぶ)の場合は約1,500銘柄です。他社でも、例えばCONNECT(ひな株)は約300銘柄、PayPay証券では173銘柄です(2022年8月21日確認時点)。
このように、スマホ証券では投資できる商品について銘柄数が少ないことがあるため、投資したいと思った株に投資できないことがあります。
NISA・つみたてNISAに対応していない場合がある
スマホ証券は、投資で得た利益が一定の条件で非課税になるNISAやつみたてNISAといった制度に対応していない場合があります。
実際、楽天証券やSBI証券、マネックス証券、auカブコム証券、松井証券の5社はすべてつみたてNISAに対応しているところ、SBIネオモバイル証券やスマートプラスのSTREAM、PayPay証券は対応していません。
もしスマホ証券でつみたてNISAを利用したい場合は、LINE証券やCONNECT、SMBC日興証券(日興フロッギー)を選びましょう。
デスクトップの方が機能性は勝る
チャート分析や情報収集などの面から見ると、スマホよりデスクトップ(PC)の方が機能性は高めだといえるでしょう。もっともスマホ証券はスマホから気軽に投資体験ができるよう、あえて機能を限定して操作性を重視しているといえます。
例えば、CONNECTでは以下のように説明しています。」
大和証券では全国にネットワークを持つ各店舗やコンタクトセンター、オンライントレードなどあらゆるチャネルを通じて多岐にわたる商品を提供することで様々なお客さまのニーズに対応しております。一方で、CONNECTは主に投資未経験の方にも気軽に投資経験をしていただくため、主にスマホの操作性に主眼をあてたサービスを提供してまいります。
引用元:CONNECT|大和証券とは何が違う?
機能性を重視するならPCで大手ネット証券を、使いやすさを重視するならスマホ証券を、というように使い分けるとよいでしょう。
スマホ証券が向いている人 / 向いていない人
スマホ証券が向いている人は、これから投資を始めようとしている人です。
スマホ証券はこれまで投資をしたことがない人をターゲットとしていることもあり、機能を充実してわかりにくくするより、機能を絞って「わかりやすさ」や「使いやすさ」を重視している傾向にあります。
そのため、資産運用(投資)に必要性を感じていたり興味があったりするけど、なかなか投資を始められないという人にスマホ証券はおすすめです。
一方、投資に関する知識や経験があってNISAやつみたてNISAを活用しながら投資をしたい人は、スマホ証券より大手ネット証券を利用するほうが向いているといえるでしょう。
投資信託の積立投資についてクレジットカードで決済してお得にポイントを貯められるのも、スマホ証券にはあまり見られない、ネット証券のお得なサービスです。
ネット証券が向いている人 / 向いていない人
ネット証券が向いている人は、投資経験や知識がある人です。ネット証券にはスマホ証券にはあまり見られないクレカ積立や銀行連携サービス、NISA・つみたてNISAなどお得で便利なサービスが充実しています。
スマホ証券に比べるとツールの操作を難しく感じることもあるかもしれませんが、ツールや機能を使いこなせると、より充実した取引が可能となるでしょう。