本記事は、三條公実子氏の著書『シンプルな行動で「思い通りの人生」を手に入れる33のルーティン』(ぱる出版)の中から一部を抜粋・編集しています。
「ゆるキャラ作戦」で苦手な相手を無力化する
よく、「仕事の内容よりも一緒に働く人によって仕事の楽しさが変わる」という話を聞きます。
実際、あなたが会社員なら、平日は起きている時間の半分以上は仕事相手と一緒でしょう。
ほとんど同じ職場で、毎日話す相手もだいたい同じかもしれません。
そんな状況で、「職場に苦手な人がいる」「結果としてあなたの本領が発揮できない」なんてことがあったら、とても残念ですよね。
そんな時は、相手を無力化すればよいのです。やり方は簡単です。
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- なるべく早いタイミング(できればイヤなことが起こる前)で
- 相手をゆるキャラに見立てる
- かわいいあだ名をつける
これだけです。
うまくいくコツは、「この人のこと苦手だな」と思ったら、なるべく早くやること。です。
イヤな目にあったりすると、「かわいいあだ名」を付ける気がなくなるからです。
相手をキャラクター化=抽象化することで、あなたの感情を刺激する負の勢いが弱まります。
なぜなら、あなたが身構える必要がなくなるから。
ゆるキャラは、キャラクターとしていろんな設定があるでしょう。
「こういうキャラなんだ」と思えば、性格だけでなく、見た目や話し方、などいろんな方向から見られます。
どんなに意地悪でイヤミな相手でも、キャラを全うしていると捉え、「ゆるキャラ」として一定の距離を保って敬意を払った対応をすればいいのです。
また、かわいいあだ名をつけることにも意味があります。
苦手な相手の話を誰かにする時、ついとげとげしくなります。
相手が上司なら、同僚に話すにもリスクがあります。悪口と捉えられて、告げ口でもされたら大変です。だから、かわいいあだ名をつけるのです。
キャラに置き換え、さらにかわいいあだ名をつけることで、あなたの話す内容から角がとれ、伝える相手にもユーモラスに伝わります。
こちらがハッキリ言わずとも察してくれたり、共感してもらいやすくなります。角を立てずにストレス発散ができます。
大事なのは、相手をあなたの感情に踏み込ませないこと。少し遠くから眺めて、相手の全体像を冷静に把握すること。ユーモアで包む余裕ができると、あなたのペースを守れます。ゆるキャラ化、ぜひ試してみてくださいね。
- 今日から実践
- 苦手な相手を1人、ゆるキャラに変身させよう