SDGsに関するQ&A

SDGsとは?

SDGsとは「持続可能な開発目標」のことで、人間、地球、繁栄のために資する17のゴールと169のターゲットが設定されている。起源は2015年9月に米ニューヨークの国連本部で開かれた「国連持続可能な開発サミット」にある。

SDGsの認知率は?

電通の「第5回 SDGsに関する生活者調査」によると、SDGsの認知率は86.0%だった。2018年2月に実施した初回の調査は14.8%で、2019年2月の第2回調査では16.0%。その後、認知率は急上昇し、2020年1月の第3回調査で29.1%、2021年1月の第4回調査で54.2%になった。

SDGsの進捗度、日本の順位は?

SDSN(国連持続可能な開発ソリューション・ネットワーク)は2022年6月、世界各国のSDGs達成状況をまとめたレポートを発表した。このレポート内では進捗状況が国別にランキングされており、日本は19位で前年から1ランク下げた。

17のゴールのうち、日本は「質の高い教育をみんなに」「産業と技術革新の基盤をつくろう」「平和と公正をすべての人に」で目標を達成したとされる。一方で「ジェンダー平等を実現しよう」「海の豊かさを守ろう」「緑の豊かさも守ろう」など5つのゴールに関しては「深刻な課題がある」とされた。

SDGsの興味ランキングは?

LINEリサーチが2022年5月に実施した調査の結果によると、SDGsのゴールのうち日本人の興味が高いものは、1位が「すべての人に健康と福祉を」、2位「貧困をなくそう」、3位「海の豊かさを守ろう」だった。

興味と実績、差を埋める努力が必要

SDGsという言葉は浸透し、内容も知られてきたものの、関心の度合いと取り組み状況に差が生じている点は課題だ。SDGs達成に向けた後半戦に入るに当たり、そうした差を埋めるための取り組みが求められている。

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